新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

富士山麓に…5

2012-05-01 20:55:14 | 旅行

河口湖駅では元205系の6000系電車が停車していました。山手線用に1985年に登場し、JR東日本では首都圏各線に投入されました。近年は新世代電車登場の中第一線から追われている立場ですが、地方路線へ転用されています。富士急行でも導入が行われており、こちらは水戸岡鋭治先生による大胆なリニューアルが行われ、日本一リッチな通勤電車になっています。

停車していたのは元京葉区のケヨ25編成に使われていた車両。京葉線時代にはよくお世話になっていました。水戸岡先生のデザインにより驚くほど変わってしまいました。見ているとJR九州の電車を思い出してしまいます。そして京葉線では遠くに見えていた山がすぐそばで活躍を見守っています。
河口湖からの帰路はフジサン特急に乗って帰ります。


都留市ー赤坂間の田んぼには今が見頃のシバザクラがきれいに植えられているところがありました。シバザクラで描かれたハートマークがきれいです。


富士山麓に…4

2012-05-01 19:40:21 | 旅行

下吉田駅から電車に乗り富士山駅で下車します。

富士山駅なんてあったんだとお思いのあなた。さすがです。この富士山駅は2011年7月までは富士吉田駅と名乗っていました。リニューアルを機に富士山駅に改称しました。その名の通り駅のホームから富士山が見えます。

富士山駅の駅ビルの6階には「富士山展望デッキ」なるものがあり、そこへいってみると、遮るものが何もない状況で、富士山がドーン!晴れていればもっと迫力があるのでしょうが、このお天気では仕方ありませんね。 富士山を堪能して再び電車に乗り河口湖駅へ。

河口湖駅は富士五湖や富士山麓へのバスが発着する駅で、ちょうど東京方面への臨時快速電車の発車時刻とも重なり駅は人で混雑していました。その人込みをかき分け駅前に行くと、河口湖駅舎の後ろにはやはり富士山の姿が。さすがは富士山に一番近い鉄道です。 


富士山麓に…3

2012-05-01 11:04:33 | 旅行

車窓から富士山を堪能しているうちに到着したのが下吉田駅。この駅舎は戦後の名古屋駅を模した駅舎で2009年にやはり水戸岡鋭治先生によりリニューアルされました。

そしてなんといってもこの駅の目玉はこちら。ブルートレインでおなじみの寝台客車が保存展示されています。この車両はスハネフ14形といい、当初は品川客車区に配置され、「さくら」「みずほ」で活躍していましたが、晩年は尾久車両センターに配置され「北陸」号に使用され、最終列車にも使用された車両です。

土曜休日には車内にも入ることができ、懐かしい車内を楽しむことができます。もちろんねっころがったり、はしごを展開して上段ベッドに寝ることも可能です。また保存車両にありがちなクーラーの室外機がありません。暖房や冷房はなんと、現役さながらに床下のディーゼル発電機を起動させて、車両に備わるクーラーや暖房装置を使うようです。 レールも本線とつながっているので、その気になれば走らせることもできるようです。

保存されているブルートレインと富士山です。ホームの屋根もなかなか味のある屋根ですが、ホームと駅舎をつなぐ構内踏切には本当に鐘を叩いて警報音を鳴らす昔ながらの踏切が残っており、列車がやってくると独特の鐘の音を響かせています。 どっぷりと昭和ノスタルジーに浸れるそんな駅です。


富士山麓に…2

2012-05-01 10:50:16 | 旅行

さて、先ほどの「フジサン特急」がこちら。
元JR東日本の「パノラマエクスプレスアルプス」を譲受し、改造した電車で、今は貴重な165系急行形電車の生き残りです。車内は種車のままグリーン車の座席が並び、シートピッチも破格の広さです。また車体にはフジサンキャラクターがずらりと並べられており、見ているだけで楽しくなる塗装になっています。
そんなフジサン特急を後に大月を発車。曇り空は変わらず富士山は期待できません…と思っていると、都留市をすぎたあたりから富士山の姿が…。山肌を覆う雪と空の白が同化していて境界がいまいちわかりませんが、まぎれもなく富士山です。

三つ峠駅では上り列車と行き違いのために少々停車。早速ホームに出てみると、おおっ!富士山!! 駅舎の三角屋根と絡めて撮ってみました。

上り列車と行き違った後に三つ峠駅を発車し、次の寿駅に至る間には富士山の車窓ポイントがあります。そこにさしかかると、電車は徐行し、さらには車内アナウンスが流れました。やっぱり富士山はものが違いますなあ。 


富士山麓に…1

2012-05-01 10:27:02 | 旅行

🗻富士山に一番近い鉄道、富士急行にかつて京葉線でお世話になっていた電車が改造されて走っているというので、乗りにいってきました。新宿駅から特急かいじ103号に乗り大月を目指します。あいにくの曇り空だったので富士山は期待せずに電車を楽しむことにしました。11時31分に大月に到着。大月では外人さんを含めた数の乗客が下車。みなさんこちらの電車へ乗り換えていきました。

富士登山電車です。ご覧の通りJR九州の列車のデザインを手がけている水戸岡鋭治先生のデザインによる電車で、車窓から富士山を楽しむようにデザインされています。車内は水戸岡デザインが発揮された気をふんだんに使った暖かみのあるものになっています。

が、私はその後に発車する河口湖行き普通電車に乗ることにします。急ぐ訳でもないし、普通電車は誰も乗っていなく座席も選び放題だったので、連結部の座席に場所をとり、発車までは撮影タイムです。

今回富士急行線で使った切符はこちら。「フジサン特急フリーきっぷ」です。フジサン特急は後述しますが、富士急行線全線で乗り放題で、特急料金のかかる「フジサン特急」にも別払いなしで乗れるきっぷです。ただし先ほどの富士登山電車に乗るときには着席券200円が別にかかります。富士登山電車の着席券が窓口で続けて売れていく中、フリーきっぷのみ所望する乗客に、駅員さんもちょっと面食らっているようでした。