新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

そうだ、箱根いこう。2

2017-07-03 19:40:10 | 旅行
箱根湯本駅1110発の旧街道経由元箱根港行きバスに乗ります。バスは旧東海道に沿った県道を走ってゆきます。湯本温泉街は道幅も狭く、対向車を退避しながら走ります。やがて本格的な山道に入り、箱根の山は天下の険を実感します。晴れていれば畑宿あたりで下車して旧街道を歩くのもいいのですが、お天気が良くないのでバスに乗り続けます。バスはどんどん高度を上げてゆき、次第に霧に包まれるようになりました。

芦ノ湖岸の元箱根港に到着すると、周りがほとんど見えないような濃い霧に包まれています。風もあり霧が流されてくるのも目に見えます。

海賊船の乗り場へ出て見ると、何も見えません。これでは欠航になるのも仕方がありません。とりあえずすぐそばにあったコンビニでお昼用におにぎりを買ってから箱根町港方面へ歩きます。

元箱根から箱根関所跡までは旧街道の杉並木が残っているのでそちらを歩きます。雨は降っていませんが、木の枝に残る水滴が風に揺られて落ちてきます。そんな中を歩いて箱根関所へ。

箱根関所は江戸時代に東海道に設置されていた関所で、「入り鉄砲に出女」を取り締まっていました。明治に入り廃止されましたが、平成に入り遺構調査が行われ、2007年に復元されて公開されています。

江戸からやってきた旅人は江戸口御門から入ります。こちらから入ると特に女性の取調べは厳しかったようです。ブラタモリでも近江アナが調べられていましたね。

箱根関所のメインの建物、大番所。この建物に役人などが詰めており旅人から差し出される手形などを改めていたようです。
箱根関所と箱根関所資料館に一緒に入れるようですが、資料館は以前に見た気がするので、今回は行かずに京口御門から外へと出ました。国道1号線へ出て箱根町港へ向かいます。