新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北東北に針路をとれ〜9

2017-07-28 19:55:21 | 日記

JR大鰐温泉駅に併設されている弘南鉄道大鰐駅。大鰐町の中心にあり、駅前には足湯もありました。

そしてVサインをしながらスキー板を持ったピンクのワニも。マンホールにも描かれていたので大鰐町のマスコットキャラクターかと思われます。
大鰐温泉駅からJRで弘前まで行こうかと思いますが、弘前行き普通列車が1405発まで小一時間あります。しかも遅延の情報も入ってきています。どうしようかと思いますが、雨も降っていてJRが止まってしまったらどうしようもないので、ここは定刻運転をしている弘南鉄道で戻ることにします。大鰐駅1330発の中央弘前行きで戻ります。大鰐発車時点で乗客は3人。ふと気がつけば津軽大沢までで降りてしまったらしく、津軽大沢からは貸切状態。その先も乗って来ず、ようやく弘前学院前駅で乗客が現れました。大鰐線は乗客が少なく存亡の危機にあると言われていますが、この乗客数では納得です。中央弘前に1358に到着。先ほどの一戸時計店近くの中土手町バス停から土手町循環100円バスに乗って弘前駅へ。循環バスのなだけあって弘前市内をウロウロしながら走ります。弘前城の近くも通るのでバスの車窓から弘前観光を楽しみました。 

弘前駅へ戻り今度は弘南線に乗ります。1500発の黒石行きに乗車しますが、なにやらJRの駅の方が騒がしい様子。頻繁に放送が入るのが聞こえます。気になったのでiPhoneを取り出しJR東日本アプリで運行情報を調べると、なんと奥羽線秋田〜大館間が大雨により運転見合わせとなっています。どこトレで見てみるとなるほど秋田〜大館間で電車が止まっているのが見てとれます。とりあえずどうするかは後で考えることにして弘南線で黒石へ向かいます。
弘南線は途中田舎館村を通ります。田舎館村といえば田んぼアート。そして弘南鉄道弘南線には田んぼアート駅があります。この田んぼアート駅は道の駅いなかだてそばの田んぼアート第2会場のすぐそばにある駅で、駅からも見える塔から田んぼアートを見る仕組みになっています。ちなみに第一会場は田舎館村役場です。

そしてこちらが田んぼアートの田んぼ。地表レベルからはなんか違う色の稲が植わっているな…ぐらいの認識ですが、高いところから見ると田んぼに描かれた絵に見えるそうです。ちなみにGoogleマップの航空写真ではちょっとイビツな形の絵が確認できます。

こちらも30分ほどの乗車で黒石駅に到着。かつては川部駅から国鉄黒石線も通じていましたが、弘南鉄道に譲渡後に廃線となってしまい弘南線のみが乗り入れています。黒石といえば黒石やきそばで有名ですね。駅前には味のある古い建物が残っていました。旧日通の営業所にも見えます。
黒石1550発の弘前行きで戻りますが、運行状況が気になって仕方ありません。運転見合わせの状況は続いているようで、最悪の場合を想定して秋田へ戻るルートを時刻表をめくって探ります。青森ー弘前間に限っては通常運行をしており、直近の接続列車は弘前折り返しで順調に運行していることから、弘前ー新青森ー盛岡ー秋田と新幹線乗り継ぎでの迂回乗車も可能なようです。万が一終日運転見合わせになった時には奥羽線経由の乗車券とつがる号の特急券で新幹線迂回乗車できるはずなので、一応時刻を頭に入れておきます。そして乗車予定の特急つがる号は時刻通りに青森駅を発車した様子。どうするか考えているうちに1608に弘前駅に到着。
JRの改札口へ向かい運行状況を調べつつ決断をします。どこトレでは秋田〜大館間で止まっていた列車も動き出しているようで、先行しているつがる4号は90分以上の遅れで動いているようです。運転再開は近いものと思い予定通り特急つがる6号に乗ることにして、万が一に備えて売店で飲み物などを余計に買っておきます。

特急つがる6号は2分ほど遅れて到着。指定された座席に座ると2分遅れの1636に弘前を発車。列車はその先に運転見合わせが待ち受けているとは思えない快調な走りで秋田へ向かいます。列車内でも気になってどこトレを見ながら過ごします。運転見合わせ区間の始点である大館駅も定刻に発車。ほどなくして運転再開の報に変わりました。遅延している列車もありますが、運休した列車もあるようで、我がつがる号はほぼ時刻表通りの運転。この日大雨の降った五城目や八郎潟などを通過する際には川の水位が上昇していたり、水の流れ出たような跡が見受けられたりして相当な雨が降ったものと予想されます。しかしながら、列車は遅れることなく定刻の1842に秋田駅に到着。そういえば昨日はこの列車の遅れで、秋田到着が遅れたなあと思いながら下車します。秋田駅からホテルへ戻る途中の秋田西武の地下で、値下げになっていたお惣菜などを買い込んでホテルへ戻り夕食としました。