新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

SL大樹に乗りに〜3

2018-03-24 20:02:47 | 鉄道


下今市駅はSL大樹号運転に合わせて昭和レトロに改装されていて、ホームには鳥居型駅名標が設置され、国鉄書体のスミ丸ゴシック風の書体を使っています。と、いうか、屋根があるので吊り下げ式の駅名標でもよかったような気もしますが。

ホームの屋根から吊り下がる、乗車位置案内板も懐かしいアイテムの一つ。しかも優等列車のみの表示です。上野駅では現役ですが、優等列車が少なくなってしまったので、カラフルな乗車位置案内板はここだけかもしれません。

列車が入線すると、機関車の周りは記念撮影の乗客で盛況。人がいない一瞬を狙ってレトロなホームとSLを。発車案内板がLEDなのが現代です。

SL大樹号の客車は14系客車。波動用の特急型座席車で、学生の頃に東北夜行急行や北海道の急行はまなす号などでお世話になった車両です。行き先表示も国鉄風の書体を使っています。

車内にはSLアテンダント手書きのご案内が入っていました。座席のご案内や、車両のご案内などが書かれています。発車すると車内改札がてらアテンダントさんが、やはり手作りのSL通信を配っていました。
下今市駅は1300に発車。汽笛一声ののち、ごとりと発車しました。

蒸気機関車牽引の列車独特の揺れを楽しみながら車窓を見ていると、あちらこちらで列車に手を振っている人がいました。下今市駅発車後に見た人たちは「花粉に負けるな!」という紙を持っていてちょっと笑えました。
東武鬼怒川線はカーブも多く特急スペーシアといえどもゆっくりとしたスピードで走ります。SL列車もゆっくりのんびりと走ってゆきます。ゆっくり走るとそれだけ車窓ものんびりと眺めることができます。SL列車の旅もいいものです。

とはいえ12kmほどの運転区間。30分ほどの乗車で1336に鬼怒川温泉駅に到着しました。鬼怒川温泉駅の駅舎はSL運転と同時に改装しているので、前回訪れた時と印象が変わっています。