新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

道東ドライブ旅〜4

2023-10-27 20:36:30 | 旅行
夕方から降り始めた雨は夜半に窓を叩くような激しい雨となっていました。ホテルの窓を叩くのは相当な雨。寝入り端に聞こえた雨音に思わず外を見てしまいました。窓を雨が激しく叩いています。それでも夜中には止んで静かになりました。

9/15。早朝に目が覚めてしまったので、朝の散歩へ出かけます。5時過ぎにホテルを出発して釧路川沿いに歩きます。釧路川にかかる幣舞橋の下をくぐり、

Cool KUSHIROのロゴの前で写真を撮って川沿いを散策。程よい涼しさで歩くにはちょうど良い気温です。ジョギングや散歩を楽しむ人もおり、朝日を浴びて川を見ながら歩きます。JR根室本線の線路までは行かずに釧路駅方向へ進路を変えます。と、踏切の音がして程なく釧路を0535に発車する花咲線根室ゆき快速はなさき号が通過してゆきました。

6時前ですが、釧路駅にはすでに乗客の姿が。0627に札幌ゆき特急おおぞら2号が発車するのでその乗客でしょうか。こちらは釧路駅の写真を撮ってホテルへと戻ります。和商市場にあるセイコーマートで朝ごはんを仕入れてからホテルへの道を辿ります。

途中の幸町公園にはC58型蒸気機関車が静態保存されています。この公園の南側には初代釧路駅・釧路工場・釧路車両管理所と国鉄の施設があり、この機関車の後方の遊歩道は廃線跡になっています。ここのC58 106号機は屋根もあり塗り直されているともあって綺麗な姿で保存されています。

さて、こちらは今回宿泊したANAクラウンプラザホテル釧路。黄色い建物は市内のあちこちから見ることができて、昨日はかなりいい目印になっていました。部屋に戻って汗を流してから朝ごはんを食べて支度をします。8時過ぎにチェックアウトをして車で出発。とりあえず昨日通った道を走って国道44号線を根室方面へと向かいます。国道44号線で前を走るのは警察の人員輸送車。さすがは警察車両、法定速度を守っています。のんびりと走っていると途中の道が広がったところで後続車両へ道を譲ったので前へ出ます。明日の警備に向かうのでしょうか。ご苦労様です。
圧倒的緑しか見えない道を淡々と走ります。厚岸町を通過すると別寒辺牛湿原の中を走り、ようやく町が見えてくると旧糸魚沢駅のあった糸魚沢地区。ここで郵便局へ。糸魚沢にあったのは簡易郵便局と呼ばれる、地元の個人や事業者が日本郵政より委託を受けて郵便業務を行う郵便局で、通常の郵便局とほぼ同じ業務を行なっています。主に過疎地などの地方で郵便事業を持続させる目的もあるので、北海道には比較的多いです。もちろん貯金も扱っているのでゴム印を押してもらいました。糸魚沢を出て次は浜中町に入って茶内に向かいます。

茶内では茶内駅前に車を止めて町歩きとともに郵便局へ行きます。その前に駅へ。茶内駅は無人駅ですが木造の立派な駅舎が建っています。と、入り口には赤いジャケットのキャラが立っていますね。

ご存知ルパン三世ご一同様です。ここ、浜中町はルパン三世の原作者であるモンキー・パンチ先生の出身地。ルパン三世で町おこしをしており、あちこちでルパンの姿を見ることができます。

茶内駅は無人駅なので営業時間内では自由には入れます。列車の本数は非常に少ないのが残念ですが。
駅を見てから駅のすぐそばにあった茶内郵便局に寄ってから、駅前のトイレを拝借してから出発します。が、すぐそばのふるさと公園に寄り道。

ふるさと公園にはかつて走っていた浜中町営軌道のディーゼル機関車と自走客車の台車が保存されていました。浜中町営軌道はかつて北海道内に敷設されていた軌間762mmの簡易軌道のひとつで、1972年の廃止まで運行されていました。大部分の簡易軌道が赤字で1960年代に廃止されて行ったのに比べ、浜中町営軌道は乳業会社の工場への生乳輸送で黒字運営をしていて最後まで残っていました。ちなみに先ほど茶内駅の駅舎内には浜中町営軌道の資料が展示されているようですが、入れませんでした。そんな歴史を見てから浜中駅へと向かいます。

当たり前のように次の集落まで10km以上の距離があり、最初は遠いと思っていましたが、すっかり感覚が北海道になってきて慣れてしまいました。およそ10km走って隣の浜中駅へ。駅前に車を止めてまずは駅へはいります。こちらの駅にもルパン三世のキャラがいます。

無人駅なので駅の中に入ってみると駅名標に囲まれてルパンが。ちょっと色あせている感じです。
駅近くの浜中郵便局に寄ってから、次の別海町までのルートを検討します。別海町では役場に寄ってマンホールカードをいただきに行くのですが、この先国道44号線を厚床へ向かい、厚床から別海へ向かうとちょうどお昼休みになりそうな雰囲気。町役場とはいえ役場の職員さんのお昼休み時間を奪うわけにはいかないので、浜中から道道を使って別海へ向かうことにします。