新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

しあわせランド四国〜21

2019-03-25 18:59:51 | 旅行


下灘駅は伊予灘を望む場所にある駅で海に近い駅として知られています。また夕方になると伊予灘に沈む夕日が綺麗に見られ、こちらも人気になっています。青春18きっぷのポスターや、映画寅さんシリーズでも出てきました。


かつては線路と反対側には駅名標にがなかったそうですが、伊予灘ものがたり号運転開始の際にこちら側にも整備されました。列車をバックに駅名標を撮りたくなりますよね。停車時間ではホームに降りて記念撮影をすることができ、アテンダントさんがカメラマンになっていました。特に上の写真でドア脇に立っていらっしゃるアテンダントさんは人気の的で、乗客と一緒に写真に収まっている姿をお見かけいたしました。TVの影響ってすごいですね。

列車と伊予灘を絡めて。赤い車体に青い海と空…と思いましたが、どうも光の関係で海と空の色が白っぽくなっています。

やや引き目でホームの屋根を入れてみました。こちらはいい具合に海の色も出たようですが、どうしても写真を撮る人が入ってしまうのは仕方がありません。

列車の窓越しに見る伊予灘もなかなかいいものです。
そうこうしているうちにあっという間に停車時間が終わり、発車の時間。席に戻ると飲みかけのアイスコーヒーのコップにラップがかけられていました。アテンダントさんのこうした細やかな気遣いも人気列車の一因でしょうか。 


しあわせランド四国〜20

2019-03-12 19:46:15 | 旅行


列車は1328に松山を発車。向井原までの区間はいわば助走区間。エンジン音も高らかに快走します。すると、車窓に飛行機の影が。ANAのマークもはっきり見えるぐらいに低空で飛んでいます。慌ててカメラを構えると翼のしなり具合からB787のようです。調べると羽田発松山行きANA589便で、松山空港へ向けてアプローチをしている最中でした。

海側の座席は4人ボックスが2組とカウンター席。ボックス席の間には花が飾られてアクセントになっています。

向井原から予讃線の旧線に入りのんびりとしたスピードで走行します。そして車窓にも伊予灘が広がり、あちこちでシャッターを切る音がします。私もちょっと海側の窓へ行き写真を撮らせてもらいます。

伊予灘ものがたり号では食事を予約できなかったので、せめてスイーツでも味わいながら車窓を楽しもうということで地元の伊予柑を使ったケーキをアイスコーヒーとともに頼みました。柑橘類は基本的に好きなので美味しくいただきました。手作り感たっぷりのクッキーが可愛い感じです。


下灘駅近くでは築堤に見事に菜の花が咲き誇っており、国道からも菜の花を見ている人、菜の花とこの列車を撮っている人が。列車はゆっくりと走るのでいい写真が撮れたことでしょう。
そして列車は下灘駅に到着。運転停車ですが、乗客はホームに降りることができます。そしてホームには車で来ている観光客が大勢いました。


8年目

2019-03-11 18:27:37 | 日記
あの日から8年が経ちました。

あっという間の8年か、長い8年かは人によって異なりますが、私はなんだかあっという間に過ぎた気がします。

とはいえ、あの日に経験したことは忘れることはできず、ごく稀に鳴る緊急地震速報にはドキッとしますし、ちょっと大きめの地震があれば心臓の鼓動が早くなります。体が覚えているのでしょうね。
千葉県浦安市に住んでいて震災を経験した私がそうなのですから、東北地方の人はもっと辛い経験をしているので、忘れたくても忘れられないでしょう。


8年経っても復興はまだまだ道半ばです。

しあわせランド四国〜19

2019-03-07 19:15:16 | 旅行


折り返し整備が終了して乗車できるようになっので、早速乗車します。海側の座席と、山側の座席に分かれていますが、いずれの席からも海の風景が見えるように配置されています。海側になる窓は2段窓から固定窓に変えられて風景が見やすくしてありますが、窓枠には手がかけられていないので、大きくなったりはしていません。
指定されていたのは山側の座席。本来はボックス席ですが、相席となっていました。人気の列車なのでどうしてもお一人様は相席になるのは致し方ありません。

車内のあちこちにお花や小物が飾られており、雰囲気を作っています。乗務員室の仕切り扉にもお花が飾られています。

こちらは出入り口の脇の棚。仕切りを兼用しているる棚にもちょっとした小物が飾られています。こうした演出が女性に受けて、乗車率80%を超える人気観光列車に成長した理由かもしれませんね。

愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」もご乗車されていました。バレンタイデーが近いので飾り付けがされています。こうした演出もアテンダントさんのアイデアなのでしょうね。

1328に松山駅を発車。駅員さんや整備・清掃スタッフに見送られての発車となります。


しあわせランド四国〜18

2019-03-06 19:38:49 | 旅行


松山駅には13時前に戻ってきました。少し早いですがホームに入ってしまいます。

次に乗車するのは観光列車伊予灘ものがたり号八幡浜編。1328の発車ですが30分ほど時間があります。そこでなんとはなしにホームをぶらぶら。

ホームの先にはEF65型電気機関車が留置されていました。つい最近国鉄特急色に塗り替えられた機関車です。私ぐらいの世代ではブルートレインの牽引機と言えばこの機関車でした。今は貨物列車を牽引していますが、少しでも長く活躍してもらいたいです。

ホームの脇には松山運転所が広がっており、特急宇和海の2000系気動車や特急しおかぜ・いしづちの8000系電車、さらには普通列車用の気動車や電車が留置されています。特急宇和海の側面には「がんばってます!、南予」のステッカーが貼られています。平成30年西日本豪雨で愛媛県南予地域は甚大な被害を受けています。そこから復興するメッセージの意味で特急宇和海に使われる2000系に貼られています。これから乗車する伊予灘ものがたり号の走る予讃線海線も氾濫した肱川の沿線を通っており、予讃線自体も不通になっていました。未だ被害の爪痕が車窓にも見られるかと思います。

1310に伊予灘ものがたり号双海編が到着します。折り返し整備ののち乗車できるようなので、しばし車体を観察。
伊予灘ものがたり号に使われているのがキハ47形一般型気動車を改造したキロ47形気動車。廃車されて多度津工場に保管されていた車両を改造して車籍復活させた車両です。1号車は赤系の塗装で、「茜の章」と名付けられています。伊予灘の夕景をイメージしています。

乗車する2号車は「黄金の章」と名付けられており、愛媛の柑橘類と太陽をイメージした黄金色に塗装されています。両開きドアが2箇所設置されていましたが、連結面よりのドアを乗降用として、運転席側のドアを埋めて客室に改造しています。それ以外は原型のキハ47形の面影を残しています。

車体に記されたシンボルマーク。伊予灘に沈む夕日をイメージしているようです。折り返し整備が終了して乗車できるようになったので、早速乗ることにしましょう。