宇宙戦艦ヤマト2199の10話&11話では旧作の13話で描かれたガミラス人
とのファーストコンタクトが描かれている。
旧作ではガミラスの戦闘機を拿捕してガミラス人を捕虜にした時に家族を殺さ
れた事を思い出して激昂した古代進がメスで捕虜を殺害しようとするEPだが、
2199では古代の役柄を女性パイロットの山本玲が演じていて捕虜となった
メルダ・ディッツと宇宙空間で戦闘機同士の決闘まで行っていた。
戦闘機パイロット・山本といえば旧作ではブラックタイガーのパイロット・山本
明を思い出す。
月から火星までのワープテスト準備中にガミラス艦載機の襲撃を受けたため
ブラックタイガー隊が時間稼ぎのために出撃するのだが、山本機が被弾し
古代の誘導によって着艦するというシーンが印象深い。
2199では同じ読み方だが女で古代同様 唯一の肉親である兄が戦死している
ので7話では古代同様 地球との最後の交信で話し相手がいないし、当然ながら
ガミラスに対する憎しみを内包している。
また古代進が旧作では熱血漢ではあるものの直情的な性格だったのに対し
2199では落ち着いたキャラになっているので、独断行動も辞さないような
部分を山本に引き継がせていると思われる。
ヒーロー作品には必ず上からの命令を無視して独断行動を取るキャラは定番
なのだが、現実路線の2199では後の艦長代理を務めると思われる古代に そう
いうキャラをさせづらいのだろう。