2019夏の甲子園 第1日

 gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-190806-201908060000612

 

　今日から令和初の夏の甲子園が始まった。

 

　注目のカードは第1試合の八戸学院光星－誉戦で光星は前年秋の

東北王者で春の東北王者の弘前学院聖愛に勝って出場しているのに
対し、誉は名電や中京大中京に勝って出場しているわけだから初出

場とはいえ侮れない。

 

　強打の光星打線を誉が継投でどこまで凌いで後半勝負に持って行

けるかが見どころになるだろう。

 

　第2試合は12年前の優勝校・佐賀北と2年ぶりの神村学園の対戦と

なったわけだが、共に粘り強く戦うチームなだけにワンチャンスを

モノにできるかどうかがカギになる。

 

　第3試合は昨夏2勝を挙げたメンバーが残る高岡商に対して石見

智翠館が、予選の決勝で見せたような粘りで対抗するという形に

なるのではないか。

 

　第1試合：八戸学院光星 9－0 誉

 

　1回に光星は3つの四死球にバントを絡め2アウト満塁から6番の

満塁HRで一気に4点を先制。

 

　これでペースを握った光星は3回に1アウトからヒットで出たラン

ナーをバントで送り2アウト2塁から1番のタイムリーで追加点を挙

げると、さらに6回にも死球で出塁した8番を1番の3ベースで返し

3番の犠牲フライで7点目を挙げ勝負あり。

 

　誉も1回と4回に先頭打者が出塁するものの後続を断たれ、唯一

連打が出た7回も2アウトからで既に0－7だったから反撃の雰囲気

もなく完敗だった。

 

　月並みではあるが開幕戦独特の雰囲気の中で3つの四死球で2ア

ウト満塁から出た6番のHRが明暗を分けた形で、せめて1点ぐらい

ならノーアウトのランナーをバントで送る戦法も迷いなくやれるが

4点では厳しいものがある。

 

　第2試合：佐賀北 2－7 神村学園

 

　1回に佐賀が四球で出塁した1番をバントで送り3番の投ゴロが投

手を直撃し捕手が処理したスキに2塁ランナーが一気にホームを突

くがアウトでチャンスを潰すと、その裏に神村は1番がヒットで出

塁しバント野選にバント処理エラーで先制すると四球でノーアウト

満塁からセーフティスクイズとショートエラーで3点を先行し更に

2回にも2アウトから3番以下の2ベース3連打で5－0と優位に進め

る。

 

　5回に佐賀が6番&7番の死球&ヒットにバントで2・3塁から9番の

犠牲フライで1点返すと、6回にも2アウトから4番&5番の短長打で

1点を加え2－5と追い上げ体制に入る。

 

　しかし神村は6回に1アウトから3番がヒットで出塁し4番のライ

ト前ヒットをライトが後逸し打者走者まで還って再び点差を5点に

広げ勝負を決めた。

 

　1回に佐賀が思い切った走塁で先制を狙ったが惜しくもアウトに

なったのに対し、その裏に神村は佐賀のミスに付け込んで挙げた

3点が明暗を分けた形になった。

 

　仮に1回のプレーで佐賀が先制していれば神村の2回までの5点は

なかったと思われるので、何とも惜しいプレーだった。

 

　第3試合：高岡商 6⑩4 石見智翠館

 

　1回に高岡は1番がヒットで出塁した後に3つの四球で押し出しで

先制すると、2回にもヒットで出塁した7番を2塁に置いて1番の2ラ

ンで3－0とペースを握る。

 

　4回までノーヒットに抑えられていた石見も5回に初ヒットが出る

と6回に2安打と四球で2アウト満塁から6番のタイムリーで1点返し、

7回に2つの四球と5番のタイムリーで1点追加されるものの8回に1

アウトから2番&3番の長短打で再び2点差。

 

　そして9回に1アウトから四球と連打で満塁から1番の2点タイムリ

ーで遂に追い付くが、直後の10回に高岡はヒットと四球で出たラン

ナー2人を置いて1番の3ベースで勝ち越し逃げ切った。

 

　高岡は1回に押し出しで先制した直後の1アウト満塁で1点止まり

となり2回の1番が打った2ランが最後まで効いた形だったが、石見

も得意の粘りで8回&9回で追い付くのだがなおも1アウト満塁で3番

&4番が凡退してサヨナラ勝ちできなかったのが響いた。