ボクシングも海外で活躍する時代に なってきた

井上尚、10月に横浜でWBSS1回戦=ボクシング

 夏の甲子園の話題が中心になっていた中でWBSSの1回戦で
対戦するWBAバンタム級王者・井上尚弥-ファン・カルロス・
パヤノ戦が、横浜アリーナで10月7日に開催される事が発表さ
れていた。

 WBSSは同じ階級に複数いる王者達の中で誰が一番強いかを決
めるイベントで本来なら他団体の王者との統一戦というイメージ
だから海外で行なうと思われていたのだが、今回のバンタム級編は
WBCを除いているのでWBAスーパー王者を含めて出場する王者
は4人で王者以外はパヤノとノニト・ドネアの2人だから今回の
パヤノ戦は考えようによっては単なる防衛戦となるわけだ。

 基本的に海外では中量級から上の階級は人気がある一方、軽量級
の人気は今ひとつだから日本で開催した方が収益もいいわけで今回
の井上戦が日本開催になったのは止むなしではあった。

 日本のボクシング界は先週IBF:Sバンタム級王者・岩佐亮佑が
国内での防衛戦で敗れた試合以外はWBOフライ級王者・木村翔が
中国で防衛に成功し、WBO:Sフェザー級王者・伊藤雅雪はアメ
リカで行なわれた決定戦で勝ってタイトルを奪取しているように
日本人ボクサーが海外で活躍するケースは増えている。

 また先日現役復帰会見を行った元3階級王者の井岡一翔も9月に
アメリカで行なわれるSフライ級のイベント・SUPPER FLY3に
出場予定という事だから、これまで国内に引きこもって格下相手の
挑戦者相手に防衛戦をこなすスタイルが崩れて来ているのだろう。

 井上がパヤノに勝てば準決勝からは海外での試合になるようだ
から、そういう意味では壮行試合的な位置付けになるのかもしれ
ない。

 一方で日程的にも井上の年末イベント出場は厳しくなってきて
いるわけで、大晦日を含めた年末イベントの‘顔’が次々に消え
始めているわけだから日本のボクシング界も平成の最後に興行的
な転換期を迎えているのかもしれない。

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