ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
浦野光氏を偲ぶ
俳優や声優にナレーターなどを担当していた浦野光氏が、今年の
5月に亡くなっていたという事を知った。
浦野光氏といえばジェームズ・スチュワートやロバート・ミッチ
ャムらの吹き替え声優として一般には有名だが、個人的にはアニメ
・ポパイの声やウルトラマンの後半からウルトラセブンのナレーシ
ョンを担当した人というイメージである。
最初に氏の声を聞いたのはポパイで独特の声で演じていた事から
ウルトラマンの後半からウルトラセブンのナレーションをしていた
だけでなく、ゾフィの声まで担当していたわけで同一人物が担当し
ているとはとてもじゃないが思えなかった。
ポパイではハイテンションの声で演じていたのに対して、怪獣王
ターガンでは主役のターガンの声は別人が演じているのではと思わ
れたしゾフィの声でも然り。
ちなみにウルトラマンでは20話まで石坂浩二がウルトラQから引き
継いでいた雰囲気をそのまま保つような形でナレーションしていた
ため、子供の頃はナレーターが交代した事に気付かずにいたぐらい
だった。
そして続くウルトラセブンでも同じような雰囲気でナレーション
していたので、第1期ウルトラシリーズの概要世界をナレーション
で確立したと言ってもいいだろう。
第2期に入るとウルトラは名古屋章、岸田森に瑳川哲朗らが担当し
たのに対し、浦野氏はミラーマンやジャンボーグAのナレーションに
移り特にミラーマンはセブン的な本格SFドラマ系だったので冬木透
ミュージックと共に本格SFの世界を表現する事になったのだ。
こういったキャラや作品によって雰囲気を使い分けられるという
のは職人芸だし、別人が演じているように感じられるわけで惜しい
人物を亡くしたと実感するものだ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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それにしても彼のような声優第一世代も、ほんと立て続けになくなっていると思います。
当時は年寄りなど外国人がそのまま日本語をしゃべっていると勘違いする人が多かったようで、それだけ自然な声の演技力だったと思います。
正しく声優第1世代という事でしょうね。