大丈夫?鷹32年ぶりOP戦6連敗…86年は最下位
14日と15日の2日間ヤフオクドームでホークス対ジャイアンツの
プレシーズンゲームが行われジャイアンツが13日の大分での試合も
含めて3連勝したのだが、BS朝日の中継を見ていて思ったのはスタ
ンドは熱気もなく閑散としており以前なら考えられない状態だった。
福岡でのホークス対ジャイアンツといえば今から18年前の00年3
月20日に行ったのだが前売り券は発売後30分もしないうちに売り切
れただけでなく、開門2時間前から並んで何とか座れたぐらいの人気
No1カードだったのが今回は平日のナイトゲームという事も差し引い
ても驚くべき事だ。
昭和の時代ジャイアンツは日本一の人気チームで例え調整段階の
プレシーズンゲームでもチケットを取るのに大変だったし、当然な
がらスタンドは必ずと言っていいほど満員だった。
ところが最近のファンは目が肥えているので以前なら調整試合と
いえども勝敗に拘って一喜一憂していたのが、今は選手達の仕上が
り具合をチェックするといった雰囲気になっているので以前のよう
な熱気がないのも仕方ない。
更に最近のジャイアンツの看板選手に以前ほどのスター選手がい
ないので、そういった選手目当てのファンが金を出してまで行こう
とは思わないはずだ。
90年のサッカーW杯イタリア大会ではグループステージの試合は
開催国のイタリア戦以外は閑散としたスタンドで行なわれたのだが、
イタリアのファンはW杯のグループステージは強豪国にとっては単
なる調整試合に過ぎないので高い金を出して見ても仕方ないという
姿勢だったとの事。
つまり昭和の時代はプレシーズンゲームといえども勝ちに拘って
いたのが最近は開幕に向けた調整試合に過ぎないという位置付けが
鮮明になっているし、ファンもそういった目で見ているので盛り上
がるわけがなくジャイアンツのスター選手といえども調整段階の試
合を見てもというのがファン心理だろう。
そういうわけでスタンドが熱気に包まれるのは、レギュラーシー
ズンの開幕まで待たないといけないという事になる。