WOWOWでOAされているウルトラセブンは9日に46話の にせウルトラセブン
編がOAされた。
サロメ星人が作り出した侵略兵器の にせウルトラセブンがドックでウルトラ
ビームを照射され目が光り始めて起動するシーンを見ると、ウルトラマンダイナ
でゴンドウ参謀達が火星基地で作り上げたテラノイドがアスカの生体エネル
ギーを照射され起動するシーンを思い出した。
にせウルトラセブンが侵略者・サロメ星人の手で作り出された侵略兵器だった
のに対しテラノイドは人類が人類最強の防衛兵器として火星で建造していたので
片や侵略者、片や人類側によって作り出されるという共通項がある。
にせセブンは最初から船舶などを襲撃するのに対しテラノイドは当初 火星基地
を襲撃するスフィアを次々に倒したもののエネルギー切れを起こしたところに
スフィアに乗っ取られてゼルガノイドになる。
にせセブンは結局セブンとの戦いでボディ風車を受けて爆発するのに対しゼルガ
ノイドもゴンドウ参謀の生体エネルギーを受けてパワーアップしたダイナのソル
ジェント光線の打ち合いで敗れて爆発した。
つまり両者とも本物に似せた兵器として建造され本物と同等の能力を持ちながら
最後は倒されたのを見ると、しょせんはロボットなのに対し本物は変身する者の
心があるという違いだろうか。
それにしても にせセブン編は平成の世でも使えるぐらいのシチュエーションだし
脚本を担当した上原正三と市川森一の実力が分かる。