WBC、日本代表は1組1位でアメリカに乗り込む

侍ジャパン、次は日本時間18日の準決勝(読売新聞) - goo ニュース

 WBCの1組は昨日2次ラウンド最終日で既にベスト4進出を決めている日本と
オランダの順位決定戦が行われ、1点先行された日本が2回に8点を挙げオランダ
から終盤8-6と追い上げられたものの8回に2点を追加して10-6で勝ち1組1位
となってSファイナル初日に2組の2位との対戦が決まった。


 既にベスト4入りが決まったチーム同士で2日前にはコールド勝ちし4番の
バレンティンまでが負傷で欠場というオランダ相手だけに消化試合モード全開の
一戦となったため、
2回に阿部慎之介の2本のHRなどで挙げた8点で店じまい
ムードになってしまい終盤のオランダの反撃を招く結果になった。


 とりあえず日本ラウンドの6試合を終えて5勝1敗、それもキューバ相手に手の
内を隠した調整試合モードでの1敗だけなのだから過去2大会よりも数字の上
での成績は いい。


 ファンにしてみると1次ラウンドで格下と思われたブラジルに2-3から8回に
ようやく3点を奪って逆転勝ちや、コールド勝ちできるはずの中国に5-2と
手こずった事から評価が今ひとつだし特に台湾相手には9回2アウトまで追い込
まれていた事を考えると決して‘強い’とは思えないだろう。


 とはいえ大会も3度目となるとWBC特有のシステムにアジャストした調整が
チームとしてできるようになったのも事実で、1次ラウンドの組み合わせで格下
チームが2チームある事から3試合を調整試合として位置付ける事ができたの
ではないだろうか。


 コールド勝ちも大逆転での1点差勝ちも同じ1勝だから、どんな内容でもブラジル
と中国に勝てば2次ラウンド進出が決まる。


 そして迎えた2次ラウンドの初戦でリードを許し2アウトまで行った時には さす
がに‘まずい’とは思ったが、ここを乗り切った事でキューバに勝ったオランダに
連勝できた
わけで あのまま台湾に負けていれば敗者復活戦の初戦でキューバ
に苦杯を喫した可能性も高い。


 そういう意味では山本浩二監督以下のスタッフは徐々にチーム力を上げていく
というスタイルで戦う賭けに勝った形だろう。


 対照的だったのが韓国で日本と別グループだった事もあって1次ラウンドの初戦
であるオランダ戦は緩い入りだったのを突かれて0-5で敗れ最終的に2勝1敗
ながら敗退してしまった。


 そのオランダが日本のライバルである韓国やキューバに勝って蹴落としてくれた
のが最終的に1位通過の決め手になった感じだ。


 ベンチの采配を見ているとエースとして期待していた田中将大が不調という事で
中継ぎに回したり、調子の上がらない長野をスタメンから外しラッキーボーイの
井端を先発で起用するなどコンディションが悪かったりケガを抱えた選手を無理に
出場させるマネをしてないのが心強い。


 残りはSファイナルとファイナルの最大2試合で対戦相手はアメリカorドミニカ
orプエルトリコあたりだろうが、3カ国とも16日まで2次ラウンドを戦うので勢いに
乗ったままサンフランシスコに乗り込んで来るのに対し日本は強化試合2試合を
挟むとはいえ真剣勝負から離れている不安点がある。


 とりあえずコンディショニングに細心の注意を払って残り2試合に臨み三連覇を
達成して欲しいものだ。

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