タイで勝てない日本人選手とは言うが


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-230628-202306280001298

 昨日タイで行われたWBCミニマム級タイトルマッチでパンヤ・
プラダブスリに挑戦した9位の田中教仁は、8RでTKO負けし3度目
の世界挑戦も実らず38歳という年齢的な事もあり今回の試合を最
後に引退するという。

 試合は倒すか倒されるかの覚悟で向かって行った田中だが1Rに
早くもダウンすると、3Rには連打を浴びて後退し5Rに右目上を
カットするなど苦戦の末8Rに連打を浴びたところでセコンドが棄
権を申し入れTKO負けとなったのだ。

 これで日本人選手が行ったタイでの世界戦は28連続で勝利なし、
という事になった。

 確かにタイで行われた世界戦で日本人選手が63年1月にファイ
ティング原田がポーン・キングピッチとの再戦を0-2の判定負け
してからタイでの世界戦で勝ったのは30年前の勇利‘海老原’アル
バチャコフが前王者ムアンチャイ・キティカセムを返り討ちに
したのと江藤洸喜が暫定タイトルマッチで勝ったぐらい。

 他は意外にタイの王者が防衛数稼ぎをするために呼ばれた的な
挑戦者が多く、日本タイトルに挑戦して敗れた直後に呼ばれて乗
り込みKO負けなどのケースが多い。

 例外的なのは13年にWBC:Sフライ級王者・佐藤洋太がタイで
シーサケット・ソールンビサイ相手に防衛戦を行い、佐藤のテク
ニックなら…的な雰囲気だったが意外に強くTKO負けを喫した。

 当時としては番狂わせ的な雰囲気だったが、その後シーサケッ
トはローマン・ゴンサレスに連勝するなど実力者だったわけで
佐藤が敗れてもやむなし的な形だった。

 タイでの試合になると巷で言われる妨害工作は置いといて、
会場が暑いうえに試合前のセレモニーは異常に長く
観客の騒ぎ
ようがジャッジに影響を与えるレベルだから勇利のような実力
者でも乗り込まないと勝つのは難しい。

 にも拘わらず前述したように確実に勝てる相手としてタイサ
イドが呼ぶのに対し、ボクシングには何が起きるか分からない
というロジックで応じ乗り込んで行っても勝つ可能性は低い。

 つまりタイでの世界戦に関して日本サイドで勝てそうな選手
は日本に呼んで挑戦するし、ファイトマネーも日本の方がいい
のでタイ人王者も喜んで来るのだから日本人選手がタイで勝て
ないのは仕方ないのかもしれない。

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