ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
内藤大助 苦闘のV5
本来なら中国初の世界戦として行われる予定だったWBCフライ級タイトル
マッチは、中国側の不手際などで急遽 東京のディファ有明で行われる事に
なった。
その内藤大助vs10位・熊朝忠戦。
戦前の予想では1階級下のLフライどころか2階級下のミニマムでも通用
する熊をキャリア豊富な内藤が圧倒するだろう、勝つのは当たり前・問題は
勝ち方・・・・などという予想が大勢を占めていた。
だが私自身イヤな予感がしていた。
こういう絶対有利と言われる相手との対戦だけでなく試合前のトラブルが
あると思わぬ展開になる事が多々あった。
情報によれば19:40にゴングが鳴るらしいが中継は20:30からなので明らか
なディレー、という事は試合前のセレモニーなど前フリを長々とやっていたら
早い回のKOが予想されたのだが・・・
意外にもセレモニーはおろか両選手の紹介もなく いきなりゴングが鳴った
ので‘これは判定だな’と直感した。
前半は内藤の手数が多く熊の大振りの右フックを難なくかわす予想通りの
展開で推移していたし3R終盤には残り10秒の拍子木をゴングと勘違いした
熊を打ち込み‘このまま楽勝か?’と思われた。
ところが4Rに左目、5Rに右目をバッティングでカットして出血したあたり
から雲行きが怪しくなり、6Rには右フックでまさかのダウンを喫しただけで
なく8R終盤にも右フックを貰いグラついた。
4Rを終わった時点では39-36が2人と38-37が1人だったのに、8R終了
時点では2人が75-74が2人と一気に分からなくなってきた。
それでも9R以降はキャリアの差を見せてポイントをピックアップして行き、
終わってみたら114-110、114-111、113-111の3-0で内藤5度目の防衛に
成功した。
小柄ながらタフで右フックを思い切り振り回してくる熊に対し、内藤は
‘格下で地元開催になっただけにいい勝ち方をしないといけない’という
プレッシャーがかかったようで、こういう時に限って苦戦するという典型的な
パターン。
‘世界ランカーは1位も10位も変わらない’と輪島功一は言っていたが
不幸にも的中した感じだ。
とはいえ歴代の世界王者の防衛戦では よくある事。
そしてふと思った、
この試合が中国開催ではなくてよかった!
« オリジナル俳... | 運動会のフォ... » |
ところでこれ1試合で¥30000も取るなんて
銭ゲバ宮○会長は史郎よりしたたかも知れない。
必死にスポンサー募っていた頃の健気さがないね
朴訥としたインタビュー、決して華麗とはいえないドロ臭いファイト。苦労人ゆえの人間味を感じさせますね。他の日本人世界チャンプは才能・実力ともに兼ね備えた選手ばかりのように思うなか、ぎこちなくても内藤のような誰からも親しまれる・応援される王者も個性があって貴重な存在です。まだまだ完全燃焼してほしいと期待したいですね。
どうも宮田会長は小者だとしか思えませんね。
内藤はリアクションボクサーですから対戦相手のレベルが上がった方がいい試合をするのですけどね。
>なにわのヒバゴン様
1度負けたら終わりのボクシングですから内容より
結果がモノを言います。
歴代の名王者でも必ずしょっぱい試合で防衛した事が多々ありましたので、内藤は恥に思う事はないでしょう。
今度のポンサクレック相手は真価が試されます。
まぁ倒されなければポイントを取る術は内藤が上ですので大丈夫だとは思ってました。
あの右フックは変則の内藤だから食ってしまう傾向が強かったですからね。
さてポンサクレックとの5戦目ですが、過去では西岡とウィラポンや渡嘉敷とマデラが4回ですのでそれを越えましたね。
まるで今回のWBCの日韓戦みたいです。
TB有難うございます、こちらもさせていただきました。
負けるとは思いませんでしたが、いつも彼の試合はヒヤヒヤさせられますね。
中国開催が実現していたら、本当に結果は分かりませんでしたね。
中国でやっていたら目のカットがバッティングではなくヒッティングによるものになった可能性が高いですよ。
となると減点2がないわけですから厳しくなってましたね。
ただ、これも内藤の持っている運でしょうからね。
生き残れてよかったです。