‘地域密着’と‘ジャイアンツ頼み’の どちらが いいのか?

日本シリーズ第6戦、視聴率23.3%=プロ野球(時事通信) - goo ニュース

 今年の日本シリーズはジャイアンツがG6でファイターズに4-3で勝ち09年
以来の日本一に輝いたのだが、もう1つの焦点だったTV視聴率がG6は23,3%
を記録したように久しぶりの高視聴率を挙げたようでプロ野球関係者はホッと
しただろうし、またぞろ‘やはりジャイアンツが強くなければ・・・・’という理論が
出てきそうな感じである。

 確かに今年のシリーズは昨年のホークス-ドラゴンズよりも視聴率は断然
よかったし、一昨年のマリーンズ-ドラゴンズでは地上波放送すらないという悲惨
な状況に比べると好転しているとは思うのだが事態は そう単純ではない。

 実はMLBでも最近のワールドシリーズでは視聴率が低迷しているのだが、
それが決してMLB人気の低迷という事にはなってない。

 というのもMLBをはじめとした世界の主要プロスポーツは基本的に地域密着型
なので今年でいえばサンフランシスコ-デトロイト戦という事になり当該チームの
地元以外ではスポーツファンの興味は既にNFLになっているようだから全米中継
の視聴率は決して高くない。

 日本でも一昨年のマリーンズ-ドラゴンズや昨年のホークス-ドラゴンズでは
当該チームの地元・名古屋や千葉に福岡では凄い盛り上がりだし視聴率も高かっ
たのだ。

 ご存知のようにセリーグがジャイアンツを中心に回っているのに対しパリーグは
5チームがチーム名にホームタウンの名前を入れて地域密着を目指しているので
地元での人気は圧倒的だし、パリーグがやっている地域密着のスタイルこそが
MLBだけでなくヨーロッパのサッカーなど欧米のスタンダードになっているのであり
セのようにジャイアンツにおんぶに抱っこ的な運営の方が ある意味時代遅れ
なのだ。

 何事も長所があれば短所があるのは当たり前で、チーム名にホームタウンの
名前を入れれば地元からは熱狂的な支持を得る反面全国区には なりづらいという
のも事実。

 だからジャイアンツはチーム名から あえて‘東京’を外しているのだが‘ジャイア
ンツが強くないとプロ野球はダメになる’という妙な理論が横行してジャイアンツに
都合のいいルールができたりするなど専横を許してしまっていたのがこれまでの
流れである。

 MLBではNYヤンキース、リーガ・エスパニョーラではレアル・マドリード、プレミア
リーグではマンチェスターUなど その国の看板となるビッグクラブが存在し、ジャイ
アンツなどは日本のプロ野球の看板チームで こういうチームが必要なのは理解
しているが常にジャイアンツがアドバンテージを握り都合のいいように運営される
という事は絶対に避けなければいけない。

 それを考えると個人的には世界基準であるパリーグの地域密着路線にい一票を
入れたいし、そのために地上波の全国中継のTVの視聴率が悪くなっても仕方ない
と思うのだ。

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