ファイターズの呆れた話

 今日の新聞にファイターズの中田翔が左手有鉤骨骨折で手術となり全治
1ヶ月となった。
 問題は球団関係者が、それを知りながら病院にも行かせず放置していた
という事だ。
 6月14日に手首を痛めて1ヶ月の間に中田は‘手首が痛い’ と訴えていた
が球団側は当初手首の捻挫と見ていたそうだ。
 そもそも中田はルーズなところがあったようで、俗に言う日頃の行いが
悪いせいで‘病院に行く必要なし’と球団側が判断したようだ。
 ただ考えなければいけないのが、痛みは本人にしか分からないし‘病院で
検査を受けたい’というのをなぜ球団が拒絶したかである。
 日頃の行いが悪いのは事実だが、今回のような事は選手生命に影響する
事になる。
 素行が悪いなら罰金をはじめとしたペナルティは、いくらでもあるはず。
 事実‘彼の場合はケガ以外に取り組む課題があった’と福田トレーナーは
言い、島田統括本部長も‘ケガと生活態度は別とする考え方もあるが、
いろいろな考えがある’とコメントしている。

 残念ながら日本の球団の上層部やコーチ陣は、未だに根性主義が身に
染み付いている傾向が強い。
 
昨年の今頃ブログに書いたが、私が高1の夏に控えに回っていた2年の
先輩Aさんが夏の大会前に行われたクラスマッチの卓球での試合中に
手首をついて痛めていた

 夏の大会の最終回で監督がAさんを代打に指名するが、まだ痛いのだ
ろうAさんは躊躇していた。
 すると監督は‘行くか、行かんのか?’と尋ね態度をハッキリしないAさんに
激怒した監督はAさんを代打に出さず‘オマエがてぇ~、それぐらいの痛さを
気合で止めるぐらいないけんレギュラーから外されるったい’と試合中にも
拘らず説教していた。
 タチの悪い事に部長も監督の意見に同意していた。

 その後Aさんが病院で検査したところ、しっかり骨折していた。
‘出る’と言わなかったAさんの判断は正しかったのだ。
 因みに当時の監督は大学の教育実習で来ていたOBで現在50代。

 
現在のファイターズのトップもAさんに‘痛みぐらい気合で・・・・’ と言って
いた世代だろう。
 こういう輩がフロントなどにいる限り日本の野球は本当の意味で進化は
しないだろうし、MLBに追いつくのは到底無理である
。    

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