がんばれ!タブチくん!激闘ペナントレースを見て40年

 今から40年前の今頃アニメ映画・がんばれタブチくん!激闘ペナ
ントレースを見に行った。

 前年公開されていたパート1は11月で野球部での赤点謹慎中だった
ので見る機会がなく、激闘ペナントレースは野球部の1学期中間テス
ト1週間前の休みだった事から見に行く事ができたのだ。

 がんばれタブチくん!の原作を見たのがパート1公開前後だった
のだが読んでいるとタブチだけでなくヤスダやヒロオカらのセリフ
や行動パターンが見るからにありそうだったし、特にヒロオカなど
イメージそのままだったから映画を見に行きたくて仕方なかったの
で見に行けた時は嬉しく内容も期待にたがわぬものだった。

 これを見て思い出したのが国語審議会にかけられたなどと噂され
たタブラン(絶対に起こりえない事=田淵のランニングホームラン)
など当時の野球好きならみんな知っていたネタが満載で、特にスワ
ローズの鈴木康二朗が‘王に756号を打たれた鈴木’呼ばわりされてい
るネタなどはこの作品からだった。

 またヒロオカとヤスダの絡みが絶妙でサヨナラHRを打たれたヤス
ダをナインがボコにした後に、ヒロオカが心配して労いの言葉をか
けながら周囲に人がいないのを見計らってバットでヤスダを殴ると
いうのなど実際にヒロオカならやるだろうという感じだった。

 それにしてもこんな映画が3作も作られるというのは昭和の時代
の日本プロ野球の選手達のキャラが立っていた証拠で、国民的な関
心を集めていたという事だろう。

 そういう意味ではMLBでプレーする選手など夢のまた夢、狭い
球場で日本独自のスタイル=極東ローカルベースボールの極みで
レベル的には今より低かったものの十分楽しめた幸せな時代だっ
たのかもしれない。

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