ウルトラマンネクサスEP24のラストでウルトラマンとダーク
・メフィストが終焉の地で最終決戦を行うのだが、この時の両
者の戦いは必殺光線の撃ち合いとなり互角の展開を見せる。
これを見て思い出すのが仮面ライダークウガの最終決戦で、
究極体であるアルティメットフォームになったクウガとグロン
ギのラスボス・ダグバが戦うものの能力が互角なため差が付か
ずに最後は人間体に戻っての殴り合いになるシーン。
もともと闇の巨人は光の巨人の影として設定されているので
能力がほぼ互角というのは正しいだろうし、最終的に明暗を分
けるのはデュナミストの想いの部分ではないか。
つまり自らの欲のためのみに戦っていた溝呂木眞也に対し精
神世界でセラから真の光の意味を知り、多くの人々を救うため
に戦っていた姫矢准との差がでるのは当然だろう。
ちなみに闇の巨人のラスボスであるダーク・ザギが闇の巨人
の究極体なら光の巨人の究極体がウルトラマンノアという事で、
コチラも最終決戦では能力的には互角ではあるもののノアが人
々の期待や応援の力を背にしている事からザギが圧倒されると
いうシーンがあった。
やはり光の巨人が闇の巨人よりも強いのは、人々の想いを背
負って戦っている事が差になって表れているのだろう。
ラストで両者の光線がぶつかってできた爆炎の中に飛び込ん
で次の光線技を繰り出そうとするメフィストにジュネッスパン
チを打ち込み、エネルギーを爆発させて消滅させるシーンは正
しく光が闇を浄化する感じだった。
このシーンは後にウルトラマンメビウスのラストでエンペラ
ー星人がウルトラ兄弟達の光を受けて浄化されていくシーンに
受け継がれたのではないかと思ってしまう。