正代、初優勝と大関昇進を決める

 
 
 13日に始まった大相撲秋場所は今日が千秋楽で、関脇の正代が
翔猿に勝ち13勝2敗での念願の初優勝を飾った。
 
 今場所は白鵬と鶴竜の両横綱が初日から休場していた中で東の
大関・朝乃山が3連敗するなど波乱の展開でスタートし、正代も7
日目まで
2敗を喫するのだが中日を迎えた時点で貴景勝や下位力士
達と並んでトップを走る。
 
 上位陣と対戦する残り5日間が勝負になるのだが高安と宝富士に
勝ち迎えた13日目に貴景勝と2敗同士の相星決戦で快勝すると、4
日目から10連勝していた大関・朝乃山にも立ち会いで体を浮かせる
ほどの強い当たりを見せて完勝してトップに立ち千秋楽では今場所
好調だった新入幕の翔猿に危ない場面があったものの何とか勝って
の初優勝だ。
 
 正代は新入幕の4年前の16年初場所で10勝を挙げると九州でも11
勝するなど将来を嘱望されたのだが、
17年から3年転属で年間4場所
負け
越すなど幕内上位の壁に跳ね返されており年齢的にも28歳とな
っていたので名関脇レベルだろうと思われた。
 
 ところが今年の初場所で13勝したものの幕尻の徳勝龍に優勝を
さらわれ悔しい思いをしたのか、続く春場所は8勝だったものの
中止となった夏場所を挟んで
先場所は東関脇で11勝を挙げ一気に
大関候補となったのだ。
 
 とはいえ3人の関脇の中で最も活躍が期待されたのは2度の優勝
を飾った御嶽海が貴景勝に強い事もあり、正代は個人的にあまり
期待してなかった。
 
 それが御嶽海は中日まで4敗を喫して2桁勝利も絶望視され、大
栄翔に至っては中日まで5敗するなど
先場所の活躍した2人の関脇
が苦戦する中で正代の活躍は大いに場所を盛り上げ遂に念願の初
優勝を飾ったおかげで
大関への足場固めという位置付けだったの
が一気に昇進が決まる形になったのだから凄い。
 
 春場所が8勝で7月場所は11勝、今場所は13勝なので33勝には1勝
足りないが朝乃山も32勝で昇格しているので問題はないだろうが、
大事なのは昇進してからで実際に貴景勝や朝乃山らの現大関達も
優勝がないというのが何ともつらいところ。
 
 考えてみれば今年は春場所の白鵬以外は初場所が徳勝龍、先場所
は照ノ富士と幕尻優勝が2人も出ているし今場所優勝の正代も関脇
だから大関の優勝がないのは寂しいものがあるので来場所こそ3

の大関達に何とか優勝をして欲しいと思う。
 
 
 
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