‘点と線’のリメイク迫る

　今月の24日・25日の2日にわたって‘点と線’のリメイク
ドラマがOAされる。
　松本清張 原作の名作である。
　初めてこの作品を見たのは、81年の大晦日に初詣から帰宅
しての深夜映画だ。
　福岡市の香椎浜での心中事件が、汚職事件という意外な
方向に進む。という話。
　
　その後、何度か映画がOAされたため その度に見たのだが
データを調べると何と1958年の作品ではないか。
　特撮好きの私が注目したのが、スタッフやキャストに特撮
ではゆかりの方々がいるのだ。
　
　まずスタッフ。
　監督が、怪奇大作戦やマイティジャックの小林恒夫
（月光仮面や柔道一直線も演出）
　音楽は、ガメラ対バルゴンの木下忠司
（水戸黄門の方が有名）

　キャストは
　心中事件の裏を探る若手刑事・三原紀一に、ウルトラセブン
のクラタ隊長や、マイティジャックの天田一平を演じた南広。
　
　三原の上司・笠井警部に、ゴジラの山根恭平博士や地球防衛
軍の安達博士を演じた名優・志村喬。

　疑惑の男・安田辰郎に、ウルトラマンエースでTACの高倉長官
（竜隊長から殴られる）を演じた山形勲。

　またMACの高倉長官や‘大魔神怒る’の悪人を演じた神田隆や
プロテ星人やロボット長官、ナックル星人を演じた成瀬昌彦が
兄弟で登場する。特に成瀬昌彦は、心中する佐山役だ。

　そして事件の黒幕・安田夫人には、NTV版・西遊記でお釈迦様
の高峰三枝子が出演している。

　こうしてみると、かなりの豪華キャストだったのが分かる。

　今回のドラマでは、合計5時間近いので映画版より詳しくやって
もらえると期待している。