今から10年前の今日09年5月17日と18日は翌日富山で行われる
東京本部講師セミナー出席のため、東京発の夜行列車・急行能登に
乗った日である。
私が所属している研究団体dhkでは当時毎年5月の第3月曜日に
東京本部講師セミナーが東京で行われていたのだが08年に某支局の
支局長が‘たまには地方でセミナーをやりましょう’と言い始めた
事から、東京で新年総会が行われる西暦で奇数の年のセミナーを地
方開催にする事になり翌09年に富山開催となったのだ。
富山には04年に開催された新年総会で行った事があり東京本部
の会長以下のメンバーと上越新幹線と特急を乗り継いで日帰りした
事があったのだが、新年総会は午後からの開催だったのに対しセミ
ナーは朝からだったので富山支局からは飛行機か夜行で来るように
との事だった。
そういえば富山支局の講師達は夜行の急行能登で来ていたのを聞
いたので、これまで夜行列車に乗った事はなかったから急行能登で
行く事にしたし何といっても東京での私の拠点が上野だったのも大
きかった。
まさしく‘上野発の夜行列車’に乗る形になったのだが能登は当
時としてもレトロなボンネット型の車両で後に廃止されたのだから、
こんな事でもなかったら乗る事はなかったので貴重な体験をさせて
もらえたのだった。
もっとも夜行列車といっても通常の座席なので寝るのも仮眠程度
という形だったし、強風の影響もあって度々安全のため停車したの
で行きは1時間ほど遅れて到着した事から帰りは羽田発の朝イチの
飛行機に乗るためには定刻通りに上野に到着する必要があったため
大いに気になったものだ。
そして帰りは定刻通りに上野に到着したのだからラッキーだった
わけで、ある意味ギャンブル的な雰囲気で自宅に到着した時はホッ
としたものだった。