和倉英輔 隊長は すばらしい

　ウルトラマンネクサスの防衛チーム・ナイトレーダーの隊長・和倉英輔は
石橋保が演じていた事もあり若いというイメージがあったし、作戦行動中は
CICと常に連絡を取って指示を仰ぐのを見ているとから頼りになるのか？
と思っていた。

　しかし回を重ねるごとに和倉隊長は かなり有能な隊長だというのが分
かってきた。

 　トラウマを抱えた新隊員の孤門を しっかり育成するべく 現場では副隊長
の凪と組ませて しっかりと見守っている。　
　当初は全く考えが違う凪と組ませているのかとも思ったが、 Ep16などを
見ていると強気な凪と組ませる事によって孤門のトラウマを払拭させようと
しているのが分かる。

　孤門にシュミレーション訓練で失敗続きだったストライクフォーメーションの
指揮を任せた時に‘オレは孤門を信じる’ と不安がる他の隊員達に
宣言したり、メタフィールド内でガンナーを務めさせ
‘お前の信じるウルトラマンを援護してみせろ’ と
激励するのは燃える。

　更に今回では冒頭で松永管理官が孤門を見限るような発言をしたときに
‘孤門が苦悩に打ち勝ち、必ず這い上がって来るのを信じます’と
宣言するなど部下に対する愛情が滲み出ている。
　だから溝呂木の罠・ダークフィールドから生還した孤門が隊長の所に駆け
つけた時には言い表せない高揚感があった。

　防衛組織の隊長は中間管理職。
　上層部からの指示を守らないといけないし、部下の管理もしっかりやらない
といけないため板ばさみになるケースも多々あるのだから科特隊のムラマツ
キャップやウルトラ警備隊のキリヤマ隊長をはじめとした歴代の隊長は有能
な人材ばかりだった。

 　ナイトレーダーの和倉隊長も その系譜には十分相応しいと思う。