キングジョー編に関する一考察

 ウルトラセブン最初の前後編作品となったウルトラ警備隊西へに
登場したぺダン星人が操るスーパーロボット・キングジョーの存在
感は、ウルトラマンにおけるゼットンのような雰囲気である。

 というのもセブンの2大武器であるアイスラッガーとエメリウム
光線が通用せず力でも圧倒しているし、基地防衛システムの砲撃を
受けても全く反応せずに目標めがけて前進してくるわけで非常な不
気味さを感じるものだ。

 そして最終的に人類が開発したライトンR30爆弾を撃ち込まれて
倒されるわけで、ウルトラマンを倒した後に岩本博士が開発した新
兵器・無重力弾によって倒されたゼットンにも通じるものがある。

 ネットが発達してウルトラに関してもあらゆる考察が溢れている
中でウルトラマンを倒したゼットンが無重力弾で倒された事に関し
てはゼットン星人がウルトラマンを倒すため、あらゆるウルトラマ
ンの能力を徹底的に分析し対策を立てて臨んだ結果 首尾よく倒した
ものの無重力弾が完成したばかりだった事から対応できずに倒され
たという説があった。

 ゼットンは宇宙恐竜という触れ込みで一応生物だったのに対し、
キングジョーの場合はロボットだからぺダン星人がセブンを倒すべ
くプログラミングしたのではないかと思われる。

 セブンとは六甲の防衛センターと神戸港で2度対戦しており防衛
センターでの戦いでセブンを圧倒したものの意外にあっさり退散した
のは、人類にセブンの武器が一切通じない事を知らしめるための威嚇
と思われ神戸港での再戦ではセブンが延々と戦うハメになっており
ライトンR30爆弾が完成してなければセブンの方が体力的に厳しく
なり倒される事になっていたのではないか。

 ちなみに前作のアイロス編で初めて使用したワイドショットだが
破壊力は抜群ではあるもののエネルギーの消耗が激しいため外され
たら大変な事になるし、通用しなかった場合に敗北は必至でライト
ンR30爆弾が完成するまでの時間稼ぎという意味もあったので使用
しづらかったと思う。

 キングジョーが倒された後に星人が脱出しようとした宇宙船を一
転してワイドショットで撃墜したのは、宇宙船の装甲がキングジョ
ーと同じ材質ならばエメリウム光線が通じない可能性があるためだ
ろう。

 流れ的に1つ前のEPでアイスラッガーとエメリウム光線が通じ
ない敵が登場した後に、ゼットン的なラスボスキャラが14話にし
て登場したためセブンにおいてキングジョー編は前半最大のヤマ場
だったわけである。

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