昨夜は前夜見られなかったフランケンシュタイン対バラゴンを見
たのだが、サンダ対ガイラやキングコングの逆襲にゲゾラ・ガニメ
・カメーバ決戦南海の大怪獣に登場する怪獣達は体長が20mぐらい
でゴジラやアンギラスらメジャーな東宝怪獣とはサイズ的には一線
を画す。
一見すると50m台のゴジラ系とは違って迫力的に劣るわけだが、
むしろ20m台系の怪獣の怖さはバラゴンやサンダ&ガイラらは富士
山麓などの樹木の中に隠れやすく見つけづらい事。
バラゴンやガイラはゴジラやラドンらとは違って人や家畜を食う
わけで50mサイズの怪獣なら見つけやすいのに対し20m台は見つ
けづらいし、特にバラゴンのように地底を掘り進んで神出鬼没の行
動を取る場合は補足自体が難しいという問題が出て来る。
一方でガイラにゲゾラやガニメのように人間の手で倒せない事は
ないわけで、実際にガイラはメーサー殺獣光線を含めたL作戦で追
い詰められたしゲゾラやガニメは人間達の手で倒されている。
ただし20m台の怪獣は周りのセットをゴジラなどに比べれば大き
めに作らなければならないので予算的には大変かもしれないが、逆
に言えば南海の大怪獣のように南の孤島を舞台にして人間対怪獣と
いう図式で作るには最適だと思うのだ。
どうしても最近の怪獣映画といえばゴジラ系が主流になって20m
台の怪獣が登場する作品は見かけなくなっていたが、進撃の巨人な
どはサンダ対ガイラの流れを受け継いでいるようで命脈は尽きてな
いようだ。