ウルトラセブン史上最大の侵略を見終えて

 BSプレミアムで日曜8:00からOAされていた4K版ウルトラセブンが、
今日3月6日で最終回を迎えた。

 ウルトラセブンは幼稚園入園前の67年に始まって以来あらゆるチャ
ンネルでOAされ続けていただけでなく、80年代半ばからはレンタル
ビデオが普及し始めたため再放送を待たなくても運が良ければ好き
な時に見る事ができるようになっており最早ストーリーは頭に入っ
ているだけでなく次のセリフまで言えるレベルになっていた。

 さらに21世紀に入るとインターネットの普及で多くのファンサイ
トが作られて、私のブログでもだが多くの感想だけでなく解釈の仕
方などが載り始めたのだ。

 そんな中でセブンはウルトラQと共にハイビジョンリマスター版が
10年代にOAされ、今度は4K版まで作られているのだから・・・

 そういう意味でBSプレミアムでの4K版がOAされても本来なら今さ
ら感が強いのだが‘やはり’というべきか、ついつい録画しながら見て
しまうわけだ。

 しかも10月からは1日遅れの月曜日にOAされていた4Kリマスター
版のウルトラQが終わると、前日OAされたセブンが再放送されてい
るのだからこれまた見てしまい反芻する形になっている。

 最終回は歴戦のダメージでボロボロの体調になったセブン=モロ
ボシ・ダンが死を賭して敵に拉致されたアマギ隊員を救うべく、ヒ
ロインのアンヌ隊員に自らの正体を明かし復活した敵の操る怪獣・
パンドンをウルトラ警備隊の隊員達の援護を受けて遂に倒しM78星
雲に帰っていく。

 この最終決戦の時に隊員達は苦戦するセブンに対し‘ダン!’と呼
びながら援護するシーンが印象的で、正しく‘人間だろうと宇宙人
だろうとダンはダンにかわりないじゃないの…たとえウルトラセブ
ンでも’というアンヌが正体を告白したダンに語りかける言葉が象
徴している。

 この最終回に主役がヒロインに自らの正体を告白して自らの星
に帰っていくというパターンが、多くの作品に引き継がれたのだ
からいかに素晴らしい最終回か分かる。

 こういった名作を子供の頃から見て過ごす事ができた我々は、
本当に幸運だったと思うのだ。

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