ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
24年ぶりに‘雪の早明戦’を見た
今日BS‐1で87年12月6日に雪が残る中で行われたラグビー早明
戦がOAされていた。
87年度は早稲田が76年度以来の大学選手権優勝だけでなくで71
年度以来の社会人チームに勝つなど早稲田イヤーになった年だが、
そのきっかけになったのが‘雪の早明戦’と呼ばれる明治戦だった。
実は前年でLO栗原誠治やFB石井勝尉ら日本代表経験者が卒業し
た事から全国大会で準優勝したSH堀越正巳らが入学したものの、
この年は厳しいのではないかと思われていたので正直言って大西
一平主将が率いて快速WTB吉田義人が入学した明治の方が力が上
だという予想だったのだ。
ただし早稲田には、この年‘ひょっとしたら?’と思わせるものが
あった。
それは9月20日にオール早稲田が後に最終戦の日本代表戦も含め
て全勝だったアイルランド学生代表に逆転勝ちしており、この試合
にはPR永田隆憲主将やFL神田誠二郎にSH堀越とCTB今駒憲二にWTB
桑島靖明が出場していた。
さらに後の日本代表のHO薫田真広やFL梶原宏之らを擁して明治に
勝っていた筑波相手に永田&屯所の両PRを欠きながら、今泉清のPG
で挙げた3点のみで3-0で逃げ切った試合があったので妙な勝負強
さを実感するものがあった。
早明戦当日は前夜からの積雪でピッチに雪が残る中、早稲田得意
のBK攻撃が使いづらいというハンデでトライはLO篠原太郎がゴール
前で相手ボールのラインアウトをスチールして飛び込んだ1つのみ。
最終的にトライは両校とも1つづつでPGが2対1で10-7で勝つわけ
だが終了間際10分以上のロスタイムを真下昇レフェリーが取る中、
明治は引き分けでは優勝できないため大西主将がスクラムを選択し
逆転トライを狙うのを湯気を立てながらスクラム&サイドアタック
を耐えての勝利は今見直しても凄いと思う。
早稲田が早明戦で勝った事で明治は最終的に関東4位となり大学
選手権の初戦で関西1位の大体大に敗れると、前年決勝で苦杯をな
めた大東文化も準決勝でFB細川隆弘を擁する同志社に敗れる中で
大体大と同志社に勝っての大学日本一となる。
遡ってみると早稲田は筑波に勝ったのに対し明治は敗れたため
引き分けでは優勝できない事からラストの早稲田ゴール前での死
闘で明治が同点PGを狙わず逆転トライを狙ったわけで、筑波戦と
明治戦は共に1PGによる3点差での勝利が早稲田の日本一につな
がった形だし筑波と明治相手の修羅場を凌いだ事でチームが成長
したという事になるのだろう。
そういった意味で筑波戦も見たいわけだが、この年は秩父宮が改
装工事で使えなかったためどこかのグランドで行われているしTV
中継もダイジェストのみだったからさすがに無理かと思う。
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