神幸祭や運動会で営業を中断する時代に

　一昨日は小学校の運動会が行なわれ、前週の神幸祭に続いて週末
の数時間ばかり営業を休んで参加してきた。

　神幸祭は土曜日が12:00から16：30ぐらいまで参加し日曜日は
14:00前で営業を終了して山笠解体手伝いと直会に出席、運動会が
あった一昨日も12：30からの営業開始と以前なら営業を休んだり
中断したりして参加する事などありえなかったわけで隔世の感があ
る。

　面白い事に小学校の運動会に参加すると意外な事に同業者達を見
つけるケースが多く、近所の店でも「午後からの営業」という貼り
紙をして休業しているのだから時代は変わったものだと実感する。

　神幸祭に関しては町内の同業者が土曜日のみ営業を休んで参加し
ているし駅前の店などは2日間休業するなど以前では考えられない
話なのだが、神幸祭の時は駅前広場を中心に交通規制で車が入れな
くなるので基本的に車で来店するお客さんは遠慮するし歩いて来店
する地元の人達は祭りに参加しているので営業しても意味が無いと
の事。

　考えてみれば我が家も国道から商店街に入った場所にあるため、
祭りの交通規制の影響を受ける事から規制が始まる前の午前中こそ
来客はあるが午後になるとよほどの事が無い限り来店する可能性は
低いわけだ。

　実際に山笠運行している最中に国道沿いで営業している店を見て
も接客中ではなく、コチラを見ながら手を振っている始末だから推
して知るべし。

　我が店でもHPを開設しておりトップ画面で休業の旨を告知して
いるので若手の顧客は神幸祭などがある場合は閲覧して来店しない
し、その時期に来そうな年配者のお客さんには1週間前までに電話
で連絡しておくので神幸祭や運動会当日は営業確認の電話すらない
状態だ。

　私が修行から戻ってきた30年前なら神幸祭や運動会で休業する事
に対して批判するお客さんもいたのだが、そういう世代のお客さん
も亡くなったりしているので時代の流れという事かもしれない。

　ただし神幸祭は山笠の舵棒担当で踏ん張るため翌日から太腿が、
運動会は綱引きに出るため両腕が筋肉痛になるのは仕方ない。