小平奈緒、日本女子スピードスケート界悲願の金

小平奈緒、五輪新で金 スピード500m 日本女子で初

 平昌五輪10日目の昨日行われたスピードスケート女子500で
日本のエース小平奈緒が、36:94の五輪新記録を叩き出し日本
スピードスケート界悲願の金メダルを獲得した。

 14組目のインスタートを引いた小平はスタートで少しばかり
出遅れる形になったものの最初の100を10:26で通過し、同走
のカロリナ・エルバノバとの競り合いを制してゴール。

 直後の15組目で3連覇を狙う李相花が最初の100を10:20で
通過したが、第2カーブを曲がる時に前が詰まる形でバランスを
崩しタイムロスして37:33と36秒台を出せずにこの時点で最終
組は残していたが事実上 小平の金メダルが決まった。

 ここ2年間のW杯500で負けなしの小平だったがW杯で勝てても
五輪で勝てないケースは過去いくらでも見て来たし、まして最大
のライバルが五輪2連覇中の李相花だからド・アウェーでの試合
となるわけで場内の異様な雰囲気の中で勝てるのかという懸念が
あったし実際コースも小平がインなのに対し李はアウトスタート
となっていた。

 500は98長野以降はインとアウトの合計タイムで競っていたの
が今大会から一発勝負になったのだが、最近はアウトスタートの
方が有利と言われている中での小平のインスタートは1000でアウ
トスタートを引いたばかりに銀に終わったのを嫌でも思い出す。

 もっともW杯での小平はイン・アウト関係なく勝っていたのだが
五輪ではちょっとした事がメダルの色を変えるだけに気になって
いた。

 そんな中でしっかり自分のレースをできたのだから大したもの
だし、やはり女王は強かったという感じだ。

 個人的にスピードスケートは80レークプラシッドの長屋真紀子が
500で5位入賞して大喜びしたのを覚えているが、橋本聖子はオール
ラウンダーだった事もあり500では5位が最高だったし98長野の岡崎
朋美の銅メダルですら地元開催でようやくという感じだったので金
メダルとなると個人種目では厳しいと思っていた。

 それが遂に小平によって壁が崩されたのだから感無量で、これを
きっかけに小平以外の選手も優勝候補に育って欲しいと思うのだ。

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