ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
昔のラグビーW杯を見ていると
WOWOWでラグビーW杯の日本代表の名勝負と過去9回の決勝
戦が先月からOAされており、見ているとラグビーW杯の発展をな
ぞらえて行けるという楽しみがある。
ラグビーW杯は現在オリンピックやサッカーW杯と並ぶ世界的な
スポーツの3大ビッグイベントと言われているのだが、五輪やサッ
カーW杯の第1回は当然ながらリアルタイムで見る事ができなかっ
たのに対しラグビーW杯の第1回は87年なので個人的にリアルタイ
ムで見る事ができた。
長い間ラグビーは行き過ぎともいえるアマチュアリズムに支配
されていた中で、87年に第1回が開催された時は本当に牧歌的な雰
囲気だった。
思えば第1回大会はニュージーランド&オーストラリア共催で行
われ決勝の会場だったオークランドのイーデンパークは4万越えの
観客だったわけだが、24年後の第7回大会は仮設スタンドも設置さ
れ6万人にもなっていたのだからそれだけ人気が上がったという事
になるのだろう。
日本代表が試合をしたオーストラリアではアメリカ戦のブリスベ
ンのバリモアスタジアムは4千人台の観客だったし、イングランド
戦やオーストラリア戦が行われたシドニー・コンコルドオーバルで
もイングランド戦が4千人台でオーストラリア戦が8千人台と1万に
届かない会場で戦っていたのだ。
ちなみにオーストラリアラウンドでの最多入場者数は3位決定戦
のウェールズーオーストラリア戦の3万だから、いかに規模が小さ
かったか分かる。
また第1回大会で観客が1万人以下だった試合は32試合中13試合
あったのが第2回では32試合中5試合に減り、第4回の41試合中5試
合を最後に全て1万人以上の観客を記録しているのだ。
そういう意味で回を追う毎に規模がどんどん大きくなっていっ
ているのが分かる一方、釜石の復興スタジアムのような小規模な
会場として第2回で日本が初勝利を挙げたベルファストのレイベン
ビルスタジアムのような存在もラグビーW杯ならではだろう。
アマチュアの頃のラグビーはスタジアムも小規模なのが多く、そ
こに味わいもあったのだがプロになると収益も考慮するため規模も
大きくなり例えば第2回で日本がアイルランドと戦ったランズダウン
・ロードが2万5千席だったのがアビバ・スタジアムに改修されてか
らは5万になったのがいい例だ。
それでも19年日本大会では1万人台の釜石だけでなく2万人台の
花園や熊谷などが使われるわけで、そういったところが大きなスタ
ジアムばかりしか使わないサッカーW杯との違いでもある。
それを考えるとラグビーW杯は収益とラグビー文化を守るという
2つの価値観が共有されているので、このまま発展していって欲しい
と思うのだ。
« ウルトラマンZ... | 今年も線状降... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |