改めてブライトンの奇跡をWOWOWで見ると

 WOWOWのラグビーW杯日本代表名勝負選は一昨日15年大会の
南アフリカ戦がOAされたのだが結果は知っているし、何度も見た
試合ではあるものの違った切り口で構成されているので楽しく見
る事ができただけでなく終了間際のカーン・ヘスケスの挙げた逆
転トライのシーンは何度見ても興奮する。

 WOWOWのゲストは南アフリカ戦に出場した田中史朗で解説は
斎藤祐也というコンビなのだが改めて見ているとゲームプラン通
りに試合を終始進めていたのが分かるし、特に南アフリカが後半
ペナルティを得てPGを狙っていたのが弱気になっている証拠とい
う田中の話などが妙に印象深い。

 こうしてみると初戦に全てをかけたエディ・ジョーンズHCの、
計算通りに試合終了間際まで進んでいた事が分かる。

 唯一の計算違いはラストプレーで南アフリカゴール前でペナル
ティをもらいエディHCはPGを指示したものの、リーチ・マイケ
ル主将は相手がシンビンで7人FWという事からスクラムを選択し
たため激怒したという事ぐらいか。

 リアルタイムで見ていたら当然‘PGを狙った方がと思ったりす
るのだが、やはり現場で戦っている選手達の方が相手が厳しい
状況だという事が分かっていたのだろう。

 当時‘南アフリカ戦から2試合目のスコットランド戦は中3日
なのだから、南アフリカ戦は捨てゲームでも’と思っていたら
ココにピークを合わせていたという事で驚いたのを覚えてい
る。

 ラストのヘスケスの逆転トライは本来なら豊原謙二郎アナの
絶叫が付き物だがWOWOWだから、それはなかったものの考え
てみれば歴史的な一戦をBS-1やスカパーにWOWOWが実況して
くれるからいいものの某民放地上波だったら決してここまで心
に残らないだろうと思う。

 改めてメンバーを見ると4年後の日本大会に残ったのは先発が
6人で途中出場は3人の9人なのだから、この勝利による成功体験
が自信として受け継がれ4年後につながったと実感するのだ。

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