オリジナル設定が生きているウルトラマンZの登場怪獣  

 ウルトラマンZの5話に登場した怪獣ペギラはウルトラQで2度に
わたって出現した怪獣だが、当時の設定が上手く使われており大い
に楽しんで見る事ができる。

 黒煙を吹きながらマッハ80の猛スピードで飛行し武器としてマイ
ナス130度の冷凍ガスを噴出するのだが冷凍ガスを浴びた物体には
半重力現象が起こり舞い上がるという設定があり、ウルトラマンZ
でもしっかり同じようなシーンを見る事ができた。

 今回のウルトラマンZにはゴメスやブルトンにネロンガ、ギガス
やゴモラにテレスドンといった第1期ウルトラシリーズのウルトラ
Q&ウルトラマンに登場した怪獣が目立つ。

 ネロンガは透明化能力を有しており角からの電撃というオリジナ
ルと同じ能力を持つのだが、対セブンガーでは更にセブンガーから
動力源である電気を吸収するという能力まで見せたわけでオリジナ
ルよりも更に進化している。

 ゴモラの場合は以前も記したように五甲山で休眠状態にありトン
ネル工事に影響をもたらすため、スフラン島に運搬計画を立てるも
のの輸送途中に目を覚ましてしまう。

 これはジョンストン島で眠っていたのを大阪万博に展示するため
眠ったまま輸送される途中に覚醒し、六甲山中に落下するものの逆
に闘争本能が目覚めて暴れ始めるというパターンの逆だ。

 またテレスドンは市外へ誘導されかけるがサイレンの音に反応し
火炎放射で暴れまくるというのは帰ってきたウルトラマンに登場し
たゴーストロンが、聴力が優れているためMATの誘導中に工場のサ
イレンで誘導に失敗するという展開に似ている。

 そして戦闘中にジラースメダルを飲み込む事により襟巻きテレス
ドンになるのだが、ウインダムからジラース同様に襟巻きを剥ぎ取
られるという予想通りのパターンになる。

 やはりウルトラや仮面ライダーは55年以上の伝統を持つので当然
ながら当時の設定が‘お約束’としてあるので、これをスタッフが上手
く設定として生かしてくれているのは正直言って嬉しい。

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