ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ワンパターン=法則=様式美=お約束
最近BS-TBSで水戸黄門が1周りして第1部が始まったのだが意外
かもしれないが、当初は格さんが印籠をかざして助さんが‘こちら
におわす方を~’という名セリフを吐くシーンがないというのを見
て息子達が‘印籠を出してない’と驚いていた。
つまり当初の水戸黄門はパターンが確立されておらず回数を重
ねるに従ってパターンができ始め、最後は偉大なるワンパターン
といわれる黄金パターンができるのだ。
ところが西村晃編前後から見始めた世代は既にパターンが出来上
がっており第1部のような展開は新鮮だが、むしろ違和感があった
ようでパターンから外れた居心地の悪さを感じる。
そういえば先日ダークヒーローの法則についてアップしたのだが
基本的に‘ヒーローに勝るとも劣らない実力を持ち度々追い詰めるも
トドメを刺せず、悪の組織の人質をとるなど卑怯な作戦を嫌い結果
的に組織の作戦を邪魔する形になり最後はボスから疎まれて粛清さ
れる’というのが主な法則でヒーローに対して‘どうせやられるなら
オマエにやられたかった’と言い残して死ねば百点満点。
またマッドサイエンティストの法則として人里離れた山奥で怪し
げな研究に没頭しているというもので、娘と一緒に暮らしていれば
コチラも百点満点。
こういった法則が含まれていると視聴者は‘また同じことを’と怒
るどころか、むしろ‘待ってました’状態になり好きな者にとって‘は
法則がない方が違和感を感じるわけだ。
一昨年のNJK朝ドラ・カムカムエブリバディで時代劇の事を‘ワン
パターンではなく様式美’と語っていたわけで、まさしくダークヒー
ローやマッドサイエンティストの法則も様式美ではないかと思う。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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これはBS-NHKでリマスター再放送をやった「Q」「セブン」に通じるものがあります。
ちなみに最初期の「水戸黄門」で見物なのは、自分が“世界一素晴らしい役者”と言い切りたい露口茂氏が、悪役レギュラーで出演していたのが最大の見物です。
まさしく露口茂氏は太陽にほえろのヤマさんのイメージが強いですが、水戸黄門の刺客・古川兵庫というキャラを演じるとは思いませんでした。
他にも江戸の激斗では小林桂樹と並ぶ遊撃隊の指揮官役ぐらいしか知らなかったので、意外なキャラでしたよ。
露口氏は「太陽にほえろ!」以前はよく役柄の隔たりなく芝居をやっていた名優ですから、山さんのイメージで見ていた新旧のファンから意外な声が出ることも少なくないのです。
また声優としての実績もあり、シャーロックホームズの声を当てた事でも有名ですね。そして今のところ最後の出演作となっている「耳をすませば」のバロン男爵の声も印象的でしたね。
個人的にジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズはずっと見てましたので、露口茂氏の声も見事にハマっているなと思ってました。