井上尚弥、マクドネルを一蹴しWBSSに名乗り

井上尚弥 怒りの初回TKO勝ち!日本人最速16戦目3階級制覇 王者マクドネルを撃破

 今日 大田区総合体育館で行われたWBAバンタム級タイトルマッチ
で元Lフライ級&Sフライ級王者で2位の井上尚弥が王者のジェイミー
・マクドネルに挑戦し、1R1分52秒TKO勝ちで日本人最短キャリア
での3階級制覇を達成し秋にも行われるワールド・ボクシング・スー
パー・シリーズ=WBSS参戦を決めた。

 試合はリーチの長さを生かしたジャブで距離を取ろうとする王者
に対し、あっという間に距離を詰めた井上は左ボディを打ち込むと
一瞬動きが止まる。

 この攻防が続いた1分過ぎに井上の左フックがテンプルにヒット
してぐらついた王者に対し一気に連打を浴びせ、左フックがボディ
に入りダウンを奪うと何とか立ち上がったものの更に連打をたたみ
かけ崩れたところでレフェリーがストップという衝撃の1RTKOだっ
た。

 4年前の12月にLフライから2階級上げたSフライ級王者オマール
・ナルバエスを2RでKOした井上だが強敵を求めてアピールするも
のの、ルイス・コンセプシオンやローマン・ゴンサレスらとの対
戦が流れるなどでSフライ級に留まっても減量苦に苛まれるだけと
いう事で昨年の12月の防衛戦を最後にSフライ級タイトルを返上し
バンタム級への挑戦を表明していた。

 ターゲットになったジェイミー・マクドネルはWBAバンタム級
タイトルを6度の防衛に成功しており、その中では亀3号に連勝し
た事で日本のファンからも知られる事になっていたが一方で亀2
号や河野公平に勝ち山中慎介に判定負けしたものの2度のダウン
を奪ったリボリオ・ソリスには苦戦しているので井上にとっては
歴代キャリアでは最も強いけど勝てない相手ではないという評価
だった。

 だから試合前の予想では10㎝ほどの身長差を井上がどう詰める
かというのが最大の焦点で、WBSSへのオファーが届いた事で全米
&全英にも生中継されるため勝つだけではなくインパクトのある
勝ち方を要求されていたのだが まさか1Rで終わるとは予想外で
本当の‘モンスター’だと実感するものだ。

 WBSSにはWBAのスーパー王者ライアン・バーネットをはじめ
IBF王者エマヌエル・ロドリゲスにWBO王者ゾラニ・テテら現役
世界王者が参戦するわけで、大いに楽しみだし長谷川穂積や山中
慎介らが果たせなかったステージへの進出がようやく決まった
事になる。

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