ウルトラでの最終回or最終章前のEPに ついて

　昨日も記したように平成に入ってからウルトラは最終EPを最終章
という形で3部作にして制作しているので、最終回の1つ前のEPは基
本的にラスボスからヒーローが敗れて全人類の絶望感溢れる形で最
終回を迎える。

　やはり絶望感が深いほど最後の大逆転は大いに盛り上がるわけで、
平成の円谷スタッフは大いに意識しているという事になるだろう。

　ところが一方の昭和では最終回1つ前のEPは箸休め的な内容が多く
ウルトラマンこそ宇宙空間が舞台でキーラ＆サイゴという2大怪獣が
登場するのだが、ウルトラセブンではフック星人や帰ってきたウルト
ラマンでもキングボックルという地底人類が登場するなど地味なEP
が目立つ。

　とはいえレオの場合は最終回の1つ前でレオがブニョから氷漬け
にされた挙句バラバラにされるという悲惨な展開があるし、80は
プラズマとマイナズマという2大怪獣相手に苦戦する80の前にユリ
アンが駆け付けて唯一のタッグを組んで戦うというインパクトある
内容だ。

　まぁ80の場合は最終回はUGMがウルトラ戦士に頼らずに冷凍怪獣
マーゴドンを倒してしまうので、1つ前の49話が事実上の最後の戦い
という事になるのだが。

　平成シリーズでは最終章前のEPという事になるのだろうがティガ
では何と言っても初代ウルトラマンとの共演となったウルトラの星、
ダイナは赤井英和と京本政樹が共演したンダモシテXがガイアはZと
同じく最終5部作的な感じだったので今田耕司が教祖役で出演した
襲撃の森などリラックスしたような内容が目立つ。

　そういう意味でZでは最終章前の箸休め的EPは、M1号編だという
事になるのだろう。