最終回前のラスボス相手に完敗は平成ウルトラの恒例

　6月20日に始まったウルトラマンZも来週の25話で最終回となる
のだが、今日OAされた24話は最終回の1つ前という事で平成ウル
トラの定番通りZが殲滅機甲獣デストルドスに完敗を喫する形に
なる。

　昭和のウルトラはセブンが前後編モノではあったが、それ以外は
基本1話完結で終わっていた。

　それがウルトラマンティガから始まった平成ウルトラでは最終EP
は3部作という形になり前編で異変が起きて敵を倒すもののラスボ
スが登場する形で中編に引き継がれ、ここのラストでヒーローが敗
れて最終回を迎えるというパターンが定着した感があり今回のZも
その流れを見事に踏襲している。

　もっともZの場合は3部作どころか21話のD4から最終章は始まっ
ているようで、いわゆる5部作構成という重厚な作りになっている
のが分かる。

　つまり今回の最終章は敵を空間ごと消し去るほどの威力を持つ
ヤプールの作った超獣バラバのテクノロジーを応用した異次元壊
滅兵器D4レイの完成から物語は始まっており、その後に人造ウル
トラマンというべきウルトノイドゼロを防衛軍が制作して搭載する
という形で発展していく。

　一方1話でゲネガークに寄生していた寄生生物セレブロが当初は
怪獣研究センター生化学研究部の職員カブラギ・シンヤに寄生し
怪獣メダルを地球怪獣達に使用するなど暗躍を続けてきたが、途中
からカブラギの体のダメージが甚大になった事でアサノ隊長に憑依
すると更にクリヤマ長官に憑依して操って最後はヨウコに寄生して
ウルトノイドゼロを操縦しデストルドスに変貌させるというもの。

　当然あらゆる形態で挑むものの通用せずに最後はD4レイを浴びて
敗れるのだが、その前に正体バレするのはユカではなくパコさんこ
とイナバ・コジローという意外な展開だった。

　とりあえず最終回はセレブロの支配下にあるストレイジ基地をヘ
ビクラ隊長達が奪回し、セブンガーやウインダムらを使って立ち向
かおうとする熱い展開になる事間違いなしではないかと思う。