ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ドーピング問題は かなり昔からあるのだが・・・
組織的ドーピング否定へ=ロシア陸連が説明
最近スポーツ界で話題になっているのはロシアのドーピング問題
だろう。
なにせロシアの陸上界が組織ぐるみでドーピング汚染されていた
というのだから驚くし、下手するとリオ五輪出場資格が停止される
事にもなりかねないとマスコミは大騒ぎしているのだ。
ただ個人的には‘やっとここまで突っ込む気になったか’という
のと‘今頃になってやるという事は何か裏があるのか’というもの。
そもそもドーピング問題は日本では昭和の頃から公然といわれて
いたし実際72ミュンヘン五輪から80モスクワと84ロスを除くと
国別の金メダル獲得数は1位がソ連で、2位はアメリカではなく東
ドイツだったのが象徴的だ。
その原動力が女子選手の活躍で多くの選手達は筋骨隆々とした男子
選手並みの体格の選手が多く、ドイツでは統一された時に東ドイツ
のドーピング問題が大きく取り上げられたのは記憶に新しい。
特にドーピングに引っかかるのが陸上の投てきや重量挙げなどの
パワー系種目でロシアやベラルーシなどの旧ソ連系だけでなくブル
ガリアやルーマニアなどの旧共産圏諸国の選手達が目立つわけで、
その背景として度を過ぎた国威発揚の影響で金メダルを取れば一生
遊んで暮らせる待遇を得られる共産圏の社会通念がある。
共産圏だけでなく軍事独裁国家や途上国も同じ形で84ロス五輪の
特集号で沢木耕太郎がタンザニア人留学生と話をした時に‘男子マ
ラソンのジェマ・イカンガーは金メダルを取ったら全てを得る事が
できるだろう'と言われた事が記されているが、むしろ名誉のみの
ために競技をする国の方が珍しいのだからドーピングのような不正
行為を行なってでも金メダルを取ろうとする者は後を絶たないのは
当然だ。
00シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子が驚異的な
記録を出していた時に欧米のメディアが‘服用している飲料の中に
ドーピングの成分があるのでは'と疑っていたのを聞いて憤慨した
日本人は多いのだが、欧米では急に記録が伸びるとドーピングを疑
うのは それだけ欧米のスポーツ界にドーピングが蔓延している証拠
だろう。
日本の場合は良くも悪くも修行スポーツから入るのでドーピング
などは不正行為として社会通念上からして否定されるものの、欧米
や発展途上国の場合はモラルより結果という国が多いのでドーピン
グも必要悪と捉えられているのではないか。
‘浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ’とは釜茹での刑
に処せられた石川五右衛門の辞世の句だが、五輪関係だけでなくて
もMLB選手達の筋力増強剤によるドーピング問題は後を絶たない。
そういう中でWADAが摘発したロシアのドーピング問題でどういう
姿勢で臨み、どんな結末になるのか世界のスポーツ界が大いに注目
する事になりそうだ。
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だから、今回のロシアや中国のような国家ぐるみの犯罪行為はおそらく起きないはずだ。
しかし、日本のアスリートはドーピングに対して潔癖であるが故に、「無知」なせいで検査に引っかかる事例はたまにある。
有名なのが、ロス五輪の男子バレーだな。
下村は特異体質だったけど、田中はトレーナーに勧められて風邪薬として服用した漢方薬(葛根湯)に禁止薬物(興奮剤)が含まれていたことが検査で発覚したのを覚えている(最終的に両名ともシロ)。
薬物は第三者の手によって本人が無自覚のまま体内に入ってしまう可能性が有るのだから、自分の身を守る為にも少年期の頃から「アンチドーピング教育」を施すべきだと思う。
ロスの男子バレーはあれからおかしくなりましたからね。
当時はたかが風邪薬という感じだったのが大変な事になりましたから、もはや対岸の火事ではないという感じですね。
特に韓国あたりで試合をする場合は気を付けないと、
ソチラ系の薬を盛られかねません。