カプセル怪獣・アギラの任務は

 今から50年前の昨日68年5月12日にOAされたウルトラセブン
32話・散歩する惑星は、メカニズム怪獣リッガーと第3のカプセル
怪獣アギラの対決があるEPだがこれが最後の怪獣同士の対決となる。

 このEPは小惑星帯から離脱してきた怪電磁波を出して機器類を
狂わせる小惑星爆弾が地球防衛軍基地に迫り、パトロール中にホー
ク1号ごと拉致されたダンら3人は悪戦苦闘するだけでなく怪獣・
リッガーが出現し怪電磁波の影響でセブンにも変身できないためピ
ンチに陥るというもの。

 ここでダンは第3のカプセル怪獣・アギラを登場させて立ち向か
わせるという展開になる。

 カプセル怪獣はモロボシ・ダンがセブンに変身できない時に代わ
りに戦う怪獣で、5体分のカプセルがあるうちにウィンダム・ミク
ラス・アギラの3体がセブンでは登場する。

 ウィンダムはロボット系の怪獣で頭部から発射する光線が武器で
第1話のクール星人からスタートしカナン星人編にガッツ星人編と、
対怪獣というよりも敵の宇宙船相手に使われている感が強い。

 一方ミクラスは肉弾戦を得意にしており対エレキングとガンダー
相手に奮闘し、エレキングを投げ飛ばすなど善戦していたのが印象
深い。

 そんな中でアギラは軽快なフットワークでリッガーを翻弄しなが
ら倒すまでは至らずに終盤スタミナ切れした形で敗れる形になるの
だが、もともとスピードを生かした頭脳的な戦いを身上としている
感じだ。

 ただしウィンダムやミクラスという2体に比べて今ひとつ地味な
のはウィンダムは第1話から登場し敵から操られてセブンとも対峙
しているし、ミクラスはエレキングやガンダーというセブンを代表
する怪獣と対戦しているというのが大きいのに対しアギラは対戦し
たのがリッガーでは地味だし にせウルトラセブン相手に対峙した一
戦もいいところなく一方的にやられているのでイメージ的にもマイ
ナスになっていた。

 もっともカプセル怪獣はサポート役なので敵に勝ってしまうなど
強過ぎてもダメなので難しい立ち位置ではあったが、セブンが登場
するまでの時間稼ぎという最低限の任務は果たしているのでアギラ
の戦いも十分合格だったという事になる。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
皮肉な事に (餃子少年)
2018-05-14 02:21:01
スーパーファミコン版のゲームでは他の2体より全然使える怪獣でした。
 
 
 
そうなのですね (こーじ)
2018-05-14 21:32:29
>餃子少年様
 そうなのですか、驚きです。
 平成セブンでも唯一登場しませんでしたからね。
 
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