東海大相模8強一番乗り、2戦連続12安打で快勝
第3試合から3回戦に入る大会7日目の注目カードは第3試合の
東海大相模-静岡戦で、初戦を共に快勝した両校だが特に相模は優
勝した15年夏同様に前半にビッグイニングを作りに来るので1回
の攻防が焦点となる。
第1試合は星稜の2枚エースを富島打線がどこまで打ち込めるか
というものだが、甲子園経験豊富な星稜に対し初出場の公立校・富
島がどれだけ食い下がれるか。
2回戦最後の第2試合は1回戦でウォームアップを終えた日大三
打線が今回が初戦の三重との対戦で、日置を中心にした日大三打線
を三重の投手陣が抑えられるか。
第1試合:星稜 11-2 富島
1回に星稜は1番が2ベースで出塁すると1アウト後3番&4番が歩
き2アウト満塁から6番の内野安打で先制したのに対し、富島も3回に
9番が四球で出塁し1番&2番の長短打で2点を奪い逆転。
急遽2番手の奥川が登板して後続を絶つと星稜は その裏に2番&3番
が連続四球でノーアウト1・2塁から4番のタイムリーで追い付くとノー
アウト1・3塁から5番の遊ゴロ送球エラーで勝ち越し犠牲フライや短長
打など6安打を集中し一挙に7点を挙げ勝負をほぼ決めた。
富島にすれば1回に1失点したものの3回に逆転していたのに、その
裏2者連続四球からピンチを招きエラーまで絡んでの7失点だから四球
さえなければ少ない失点で済んでいたわけで特に同点でノーアウト1・3
塁から遊ゴロ併殺を狙ったものの悪送球で再逆転され流れを手放す形に
なった。
第2試合:日大三 0---8 三重
序盤から両校毎回のようにランナーを出すものの盗塁失敗などで
得点が入る雰囲気すらしない好調な投手の投げ合いで試合は進む。
2回以降毎回ランナーを出していた三重は6回に9番が内野安打で
出塁すると1アウト後2番&3番の連続長打で2点先行し更に2アウト
後3塁に進んだ3番を3塁への内野安打で3点目。
更に 7回には7番&8番の連打で1・3塁から9番の内野安打で追加
点を挙げると更に3番までの5連打で差を広げ、最終的に5点を挙げ
て勝負を決めた。
日大三打線は三重の定本から7安打を放ったものの連打が出ず、散
発に終わった。
第3試合:東海大相模 8-1 静岡
相模は2回に1アウトから四球で出塁した5番をバントと三盗で3
塁に進め7番の2ランで先制すると、4回にも4番がヒットで出塁し
1アウト後には6番&7番の連打と相手エラーで2点を追加し4-0と
リード。
静岡も5回に1アウトから6番がヒットで出塁し2アウト後3者
連続四球の押し出しで1点返すが、8回にはエラーで出塁した5番が
盗塁しバントで3塁に進むと7番の犠牲フライで1点を追加し8番
&9番の短長打に1番の3ベースで一挙に3点を挙げ勝負あり。
1回を除いて毎回ランナーを出した静岡だが散発に終わったため
決定的なチャンスは押し出しで1点を返した5回のみで、惜しむな
くは押し出しの後に2-0まで行ったのにボール気味の球に手を出し
カウントを戻したあたりか。
最終的には地力の差がモロに出たという事になるのだが。