開催国フランス、グリーズマン2発でドイツを撃破。16年ぶりEURO決勝進出
日本時間の今日 早朝に行われたサッカーUEFA EURO 2016の準
決勝第2試合は開催国のフランスがW杯王者のドイツに2-0で勝ち、
00年以来4大会16年ぶりの決勝進出を決め日本時間11日早朝の決勝
ではウェールズに2-0で勝ったポルトガルと対戦する。
試合はドイツがボールを支配していたものの前半終了間際にPKを
決めて先制すると、後半もドイツの攻勢を凌ぎながら72分にもアン
トワーヌ・グリーズマンがこの日2点目のゴールを決めて突き放し
ての勝利。
前日の準決勝1試合目はポルトガルが後半開始早々にクリスティア
ーノ・ノナウドが絡んで上げた2点を守り切って決勝に進出していた
のでポルトガルが勝てば初優勝、フランスが勝てば16年ぶり3度目の
優勝となる。
ポルトガルはグループステージ3試合を全て引き分け3位で辛う
じて決勝トーナメント進出するが初戦ではクロアチアには延長で、
ポーランドにはPK戦で勝ち上がるなど90分間で勝てないまま
ベスト4に進出するというエンジンがかからない状態だった。
それがチームの中心であるクリスティアーノ・ロナウドが全得
点に絡む活躍を見せるなど、ようやく復調の兆しを見せチームも
勢いに乗っての決勝進出となった。
一方の開催国のフランスはグループステージを2勝1分で1位
通過した後、トーナメント初戦でアイルランドに逆転勝ちすると
ベスト8では今大会大活躍だったアイスランドに快勝しベスト4
では最大の難敵であるドイツに2-0で勝っている。
ポルトガルは1日休養日が長いものの最初の2試合は120分を
戦っているのに対し、フランスはトーナメント3試合を90分以内
で終わらせているので疲労度という要素では互角だと思われる。
そうなると開催国のアドバンテージやベスト4で勝ったドイツが
イタリアとの死闘明けで、ゴメスやケディラら主力が負傷欠場して
いたという巡り合せにEUROでは過去84年と00年に優勝してい
るように16年周期優勝説というジンクスもあるフランスが決勝は
有利という事になる。
ポルトガルが勝つには自国開催の04年に準優勝だった悔しさを
知るクリスティアーノ・ロナウドらが大爆発するというのが絶対
条件になるのではないだろうか。