DeNA・筒香、古い指導法ひっくり返す逆転“談”「頭の中がアップデートされていない」
ベイスターズの筒合嘉智が先日‘指導者達も理論のアップデート
が必要'と語っていたのが話題になっているが、正しく正鵠を射たり
と個人的にも思う。
日本の野球は昭和の時代に日本独自の進化をした事からか伝統的
な価値観の下に選手を鍛えており、伝統的なコーチングが全て正し
いと現場だけでなくファンをはじめとした周囲の者達も思い込んで
いた。
つまり指導する方が自らの成功体験が全て正しいと信じきってい
るわけで、いくら新しい理論が出ても聞く耳を持たずにいるし若い
選手達が付いてこれなくても周囲も同じ価値観だから‘今どきの若
い奴らは'と昔ながらの理論を擁護する事になる。
だからMLB相手に歯が立たなくても体格をはじめとした先天的
な要素に敗因を挙げて、自分達のやってきた事に対する批判は全く
といっていいぐらいなかったわけだ。
ところが平成に入って衛星放送などでMLBの試合が連日のよう
に見られるようになったばかりかインターネットの発達でコーチン
グ理論なども入ってきたし、野茂英雄をはじめとした日本人選手達
がMLBでプレーし始めた事もあって伝統的なコーチングに対する
疑問点が噴出し始めたのだ。
かつての伝統的な価値観に拘る人達は‘MLBのレベルが下がっ
ただけ’という形で逃げを打つのだが、それを信じるのは一部の人
達だけで大多数の人達は伝統的なやり方が時代遅れだと思ってい
るわけだ。
最近は地上波の野球中継が激減しスポーツ新聞も売れない事が
話題になるが伝える人達の多くは伝統的な価値観の持ち主だから、
一般の人達にとっては見たり読んだりしても面白くないわけで身
から出たサビなのを気付いてないというのが問題だろう。
野球以外の競技を見ていると結果を残している競技の多くはコー
チング理論がアップデートされており、昭和の時代の理論がそのま
ま重宝されてないケースが多い。