祝 ライオンズ・リーグ優勝!

 今日札幌ドームで行われた北海道ファイターズ対埼玉ライオンズ戦で
リーグ優勝へのマジックが1だったライオンズが0-2で敗れたものの、
仙台で行われた東北イーグルス対バファローズ戦で2位のバファローズが
1-13で敗れたためライオンズのリーグ優勝が決まった。
 ライオンズにとって4年ぶりのリーグ優勝である。

 ライオンズは82年に広岡達郎監督の下で日本一になって以来 24年
連続でAクラスをキープしていたが、昨年ついにBクラスに転落しクライ
マックスシリーズ進出を逃していた。 

 昨年まで監督をしていた伊東勤が辞任し新監督に渡辺久信が就任、
特徴的だったのがバッティングコーチがデーブこと大久保博元の就任
である。
 現役時代の実績は決して成功したとは言えない選手だったが、彼の
明るい人柄とフルスイングの勧めでチームを活性化させたのだ。
 その成果が若手野手を中心とした打線が機能し、両リーグトップの
チームホームラン数である。

 もともとライオンズは広岡達郎や森祇昌に伊原春樹といった管理野球を
標榜する監督が就任するケースが多く‘強いけどハツラツさがない’という
イメージが強かった。
 だからバッティングもフルスイングよりコツコツ当てていくスタイルが
好まれ、フルスイングする大久保のような選手達はワリをくっている。

 こういうスタイルはオーナーだった堤義明の好みだったようだ。
 今年から‘埼玉西武ライオンズ’とチーム名に地域名を入れる事になった
のも堤義明が失脚してから。 

 大久保が打撃コーチに就任したのは新生ライオンズの象徴的だと
思えるのだ。 

 考えてみると92年にスワローズとの日本シリーズに勝って日本一に
なった時は、貴花田と宮沢りえの婚約発表があって新聞の一面を飾れ
なかった。 

 23日なら王貞治監督の退任会見があって、その話題で持ちきりとなって
いただろう。
 24日はCS以外は放送がなかったし、元総理の小泉純一郎が政界
引退を表明した。

  だからBSでも中継があり、他に大した話題がなかった今日決まった
のは(敗れての優勝とはいえ)幸運だったと思える。

 落合博満が‘どんな形でも優勝は優勝’と言っていたが、新生ライオン
ズにとって例え敗れての優勝でも昨年の屈辱から復活した嬉しい優勝
だろう。

 クライマックスシリーズがあるので本当の戦いはこれからだが、とり
あえず おめでとうと言いたい。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
プロ野球らしいチーム (禿鷹)
2008-09-27 21:01:22
やはり一発のあるチームは魅力ありますね。磨けば光る原石の集まりをデーブが見事に磨きをかけた結果だと私も思います。 野手の平均年齢も若いし西武は今後投手中心に補強すれば常勝チームとなる気配を感じます。
 
 
 
そうですね (こーじ)
2008-09-28 00:11:58
>禿鷹様
 これこそ、かつてのライオンズ野球ですよ。
 つまり世襲オーナー時代は忘れられていたスタイルですよ。
 根本さんの名言を1つ
‘投手王国を作りたければ強力打線が必要不可欠’
 
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