徳勝龍の幕尻優勝を喜ぼう


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp1-200126-202001260000211

 今年最初の大相撲初場所は幕尻の徳勝龍が千秋楽で大関・貴景勝
にも勝って14勝1敗の成績で初優勝を飾った。

 今場所の徳勝龍は2日目に魁聖に押し出しで敗れて以降は全勝で
来ていたのだが幕尻という事もあり今ひとつ注目されずに走ってい
て、気が付いたら4枚目の正代と並んで1敗で優勝争いのトップに立
っていたという形で相撲ぶりも10日目以降5日連続で突き落としの
勝ちで千秋楽を迎えた。

 10日目あたりから優勝争いのトップ的な扱いを受け妙に緊張気味
だったようで、取り口も土俵際まで寄られて回り込んで凌ぎながら
突き落としで勝つという逆転勝ち的な形が妙に目立った。

 だから千秋楽で幕尻から結びの一番に一気に昇格し大関・貴景勝
と対戦するのは凄まじいプレッシャーがかかるはずでし、果たして
勝てるのか?という感じだったのが意外にも15日間で最高の相撲を
見せて2敗を守った正代を振り切っての優勝だから凄い。

 幕尻での優勝は20年前の貴闘力以来だが貴闘力の場合は関脇経験
者だったという実績があるので優勝しても驚かなかったが、徳勝龍
の場合は最高位は西前頭4枚目と三役をも経験もなく33歳という年
齢から考えても忘れられた存在だった。

 それが気が付いたら1敗でトップに立ち、最後は最上位力士の貴
景勝にまで勝って優勝するのだから相撲は分からないし面白い。

 ちなみに大相撲初場所は昨年は関脇の玉鷲、一昨年は栃ノ心で
17年は稀勢の里が16年は琴奨菊と5年連続で初優勝力士が出ると
いう珍しい事になっている。

 というのも以前は波乱が起きやすいのは春場所と名古屋場所と
いわれており春場所は大阪で気候の変動が激しい事や、名古屋は
暑いので体調を崩しやすい事などが波乱が起きやすい場所になっ
ており特に名古屋は高見山をはじめ金剛や琴富士に水戸泉などの
力士達が初優勝した場所になっている。

 それが最近は初場所で5年連続の初優勝力士誕生なのだから、
何らかの分析が必要になるのではないだろうか。

 正直言って徳勝龍は33歳と年齢的にも上位定着するには難しい
と思えるわけだが、一方で初優勝をきっかけにどこまで上がれる
か楽しみになってきたのは間違いない。

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