ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
竹原慎二のラストファイトから20年
今から20年前の今日96年6月24日に横浜アリーナで行われた
WBA:ミドル級タイトルマッチで、王者の竹原慎二が1位のウィリ
アム・ジョッピーから9RでTKO負けし初防衛に失敗した。
前年の12月に1度のダウン経験もないホルヘ・カストロから
ダウンを奪って日本人初の世界ミドル級王者になった竹原だが、
試合前からジョッピーに勝つにはKO勝ちしかないと予想していた。
アメリカを中心とした世界のミドル級は日本でいうライト級並
みのスピードで動くのだが竹原は東洋レベルではスピードがある
方だったし、タイトルを奪取したカストロはパワー型で竹原の方
がスピードは上だったので勝てたもののジョッピーはスピード型
なのでポイント勝負になると完全に不利だと思ったのだ。
実際に試合が始まると竹原は初防衛戦の硬さも加わって動き回る
挑戦者を捕まえきれず、あらゆる角度からスピード溢れるパンチを
もらうのが目立つ。
時おり竹原のパンチもヒットするのだが、いかんせん単発で急所を
ずらされており逆に軽いパンチながら数発をヒットされてポイントを
失い続けると9Rに集中打を浴びた時点でレフェリーからストップさ
れたのだった。
竹原からタイトルを奪ったジョッピーは5年後にフェリックス・
トリニダードの挑戦を受けた時に‘オレは竹原の強いパンチに耐え
られた'と言っていたように竹原自身のポテンシャルは高かったと
思う。
東洋レベルの相手としか対戦してないにも拘らず世界王者になり
負けたとはいえ初めて本場のミドル級と対戦し、24歳という年齢
から考えても これから元世界王者という看板があるので本場の強
豪達と対戦できると思っていたので引退した時には驚いたものだ。
ただ防衛戦前から目の異常を訴えており最終的に網膜剥離が判明
しての引退だったので本当に惜しい事をしたわけで、竹原がもう少
し早く本場のアメリカでキャリアを積んでいれば防衛はできていた
のではないかと思ってしまう。
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実は2度ばかり氏の経営するレストランで食事をした時に会う事ができましたがタバコをパカパカ吸ってまして、ああいう事をしていると癌にはなりやすいとの事ですからね。
手術を契機にタバコを止めていたらいいのですが。