準代表選手達のモチベーションを上げる事ができる、サンウルブス

日本が香港に圧勝、全勝でV ラグビーアジア選手権

 ラグビーのアジア選手権の最終戦が香港相手に今日 秩父宮で
行われ、既に3連勝して優勝を決めている日本は59-17で勝ち
4戦全勝で日程を終えた。

 序盤の日本はスクラムで反則を取られるなどリズムを掴めずに
13分にPGで先制されると20分にはT&Cで0-10とリードを
許す展開。

 それでも25分にTを返してリズムを取り戻していくと同時に
ペースを掴んで前半を終えた時点で24-10で終えると、後半は
一気に突き放し17点は失ったものの昨年のW杯メンバー不在の
中で4戦全勝というのは評価していいだろう。

 ベストメンバーをサンウルブスに取られていたものの代表という
価値観は変わらないし、むしろベストメンバーが戻っても代表に残
りたいという選手達が高いモチベーションを保って臨んだ結果が
全て快勝という4戦全勝なのだ。

 日本では‘代表チームは選手育成の場ではないのでいついかなる
時でもベストメンバーで勝ちに行くべし'と言う価値観が根強いの
だが、これを真に受けて実施していたらサッカーのジーコジャパン
のようにレギュラーと控えの間にレベルの断層が生まれてしまい
最終的に選手層を薄くするという弊害がある。

 更に主力選手の中には格下相手の試合でモチベーションが低下し
思わぬ拙戦を演じる事も多々あるし、下手すればケガの心配まで出
てくるわけで百害あってスター選手起用に拘るマスコミを喜ばせる
ぐらいしか利はない。

 ラグビーの場合は試合は尊敬できる相手としか戦わないという
考えが伝統的にあるので、例え格下のアジア相手でも本来ならば
ベストメンバーでという事になるのだが幸か不幸かサンウルブス
に主力選手が取られているというのが大義名分にして若手中心の
メンバー構成になっている。

 それを考えると今サンウルブスの存在が日本代表の新戦力の発掘と
いう、もう1つの役割喚起になったという事になるだろう。

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