泉が丘はガッツ星人のバトルフィールド

 セブン暗殺計画での突っ込みの1つに‘復活したセブンに対しガッツ星人
は円盤のビームで攻撃しただけで、セブンの攻撃に慌てふためいていた’
というのがある。
 前編での‘1度も負けた事がない無敵の・・・’と豪語していた姿には とても
じゃないが見えなかった。
‘同じ戦法で もう1度やればいいのに’と私自身も思っていた事がある。

 そこで‘ガッツ星人幻影説’が浮上する。
 最初にセブンを倒した時のガッツ星人は幻影だったというもの。
 ただ、この説には星人がセブンに後ろから蹴りを入れたりもしているので
否定する意見もある。
 だから私的には折衷案を取って‘泉が丘バトルフィールド論’ を唱える
のだ。

  ガッツ星人が‘1度も負けた事がない’というのは、戦う前に相手の能力を
徹底的に分析する。
 その中でセブンが対プロテ星人戦で星人の幻影に翻弄されたというデータ
があったはずだ。
 一宮が星人と共に物質転送機に入って消滅しなければ気付かずに戦い
続けた可能性があるのだ。
 ガッツ星人は、これに目をつけていたのではないか?と思う。

  最初に第3地区で星人の車に囲まれて戦いを挑まれた時は夜だったし、
泉が丘での戦いは夕方のような感じだ。
 つまり太陽エネルギー供給が少ない夕方や夜に戦う方がセブンが消耗
しやすくなっているというのを知っていたのではないか?
 実際に前哨戦の対アロンで雨中の夜に戦うシチュエーションがあった。
 だから星人は、まず夜中の第3地区にバトルフィールドを設定したものの
ダンは警戒し誘いに乗らなかったばかりか、ホーク1号からポインターを
フックしてもらい虎口を脱出している。

  そこで夕方?の泉が丘で戦いを挑む。
 どうやら泉が丘に陸路で行くには橋を渡る必要があるようだ。
 だから泉が丘から離脱しようとする時に橋を爆破、こうなればセブンに
変身するしかない。
 こうして自分の幻影を投射できるバトルフィールドにセブンを誘い出し
セブンを翻弄してセブンにエネルギーを浪費させる事に成功する。
 心理的にプレッシャーを受けていたセブンにしてみると‘速攻即決’で
倒したいところ。
 アイ・スラッガーだけでなく最もエネルギーを消費するワイドショットまで
早々と使用しているのが何よりの証拠。
 幻影でセブンのエネルギーを浪費させている間に実体の星人達が‘まも
なくセブンのエネルギーは尽きるぞ’と言いエネルギーを殆ど使わないハン
ドショットぐらいしか使えない状態にしておいてから、満を持して実体の
星人が登場して攻勢をかける。

 つまりエネルギーが十分ある間は幻影と戦わせていたようだ。 
 泉が丘での対セブン戦はガッツ星人の計算どおりに事を運べたのだ。
 当然のように地球人ごときがセブンを復活できるとは思ってなかった
ようで、セブンの復活は計算高い星人にとっては想定外だったようだ。
 それで彼らは、哀れなぐらい慌てふためいていたのだろう。 

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