U-23日本、イングランドに完封負け。1勝3敗でトゥーロン国際終戦
リオ五輪出場を決めている男子サッカーU23代表は5月18日に
開幕したトゥーロン国際大会に出場しパラグアイ、ポルトガル
から敗れた後ギニアには勝ったもののイングランドとの最終戦
もPKによる1点を返せず0-1で敗れグループステージ敗退が決
まった。
初戦のパラグアイ戦を1-2で落とすと2試合目のポルトガル戦も
0-1で敗れて連敗し、ギニアには大量得点を取るチャンスがあり
ながら2点しか取れずに2-1で辛勝すると最終戦は1位通過が決
まっていたイングランドに0-1で敗れ総得失点は3-5だった。
一見すると惨敗で‘リオは大丈夫か’という事になるのだが、
個人的にはケガ人が続出した事を除けば最高の結果だと思う。
まず現在のU23代表メンバーはU17やU20のW杯に出場でき
なかったメンバーが殆どで、どちらかといえば世界とのレベル差
を認識できてない者ばかりのチームなので したたかなパラグアイ
やテクニカルなポルトガルに強さのイングランドと対戦で来て彼
我の差を肌で知ったのは収穫だ。
さすがに格下のギニアに負けるとまずかったが幸いにして手こ
ずりながらも辛勝しているので、とりあえず自信喪失という事に
ならずに済んでいる。
更に本番は8月なので激闘を演じた1月のアジア予選で高めた
ものが一旦落ちている状態だと考えると、こういう結果も止む
なしだろうしリオで戦う素晴らしい経験を積んだと考えた方が
いいだろう。
ホームで格下や先日のガーナのような名ばかりあってもモチ
ベーションに欠けたチームと戦い快勝するよりも、何倍も意義の
ある大会だったと思うのだ。