ゴジラ対メカゴジラとメカゴジラの逆襲を見比べると

 昨年は正月の深夜に収録していたフランケンシュタイン対バラゴ
ンとサンダ対ガイラに、ゲゾラ・ガニメ・カメーバ決戦南海の大怪
獣のDVDを見たのだが今年は昭和メカゴジラのゴジラ対メカゴジラ
とメカゴジラの逆襲のDVDをを続けて見た。

 これらを選んだ理由の1つが昨年の11月にWOWOWで惑星大
戦争が
OAされて久しぶりにじっくり見たのだが、監督が福田純で
完全な
B級アクション映画という感じになっていた。

 惑星大戦争に登場する宇宙戦艦の轟天は海底軍艦でムゥ帝国の
侵略を撃退した万能艦・轟天を宇宙戦闘用に作り変えた形だが、
海底軍艦が本多猪四郎だから同じ轟天という切り札メカを別の監
督が撮ると全く違うような感じになっていたのでメカゴジラとい
う題材を使った両者の違いをと考えたのだ。

 面白いのがメカゴジラを送り込んだブラックホール第3惑星人の
ボスをキャラは違うものの共に睦五郎が演じていたし、メカゴジ
ラを修復できる博士を平田昭彦が演じるなど両作品に同じ俳優が
登場している事。

 ゴジラ対メカゴジラは沖縄海洋博とのタイアップだから沖縄が
舞台で沖縄だからキングシーサーという新キャラが登場しゴジラ
とメカゴジラの対戦だけでなく、関沢新一原作らしくキングシー
サーを復活させようとする人類側と阻止しようとするブラックホ
ール第3惑星側の攻防戦の両要素を最後は結び付けている。

 一方メカゴジラの逆襲はゴジラ対メカゴジラの続編という位置
付けにしているものの、マッドサイエンティストになってしまっ
た真船博士と娘・桂の悲劇のストーリーがメインになっている形
で怪獣大戦争が怪獣同士の戦いがあるものの地球側とX星人の戦
いの一環となっているのを思い出す。

 ゴジラ対メカゴジラはキングシーサー復活のための像を奪おう
とする星人側が和倉博士鄭を襲撃するシーンは、惑星大戦争でヨ
ミ星人側が滝川博士鄭を襲撃するシーンに似ているし全体的にB
級アクションテイスト満載で子供が見た場合はコチラの方が面白
いとは思う。

 しかし正統派怪獣映画という形で見れば、メカゴジラの逆襲の
方が大人になって見ると見応えがあると思うのだ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
また参りました (A-chan)
2019-10-26 23:25:09
こんばんは。また参りました。
「対メカゴジラ」はゴジラ生誕20周年という事で沖縄国際海洋博覧会のタイアップも兼ねて出演者の方々も豪華ですね。ブラックホール第3惑星人の皆さん、どう見ても宇宙人らしからぬ日本の悪の集団にしか見えない外観に私も違和感を覚えていたのですが、後に正体が猿の惑星である事が分かり、やっと宇宙人らしいイメージになってくれました(笑)。
女性陣の主役格はオスカル田島玲子さんですが、確かに出番は多いですけど目立った活躍が無いので、私はむしろ出番は少ない割に見せ場の多い博士のお嬢さんの方が印象的でした。

それから多くの人が時代錯誤と槍玉に挙げる沖縄の老人と孫娘のいでたちですが、あの一家は落ちぶれたとはいえ王族の末裔ですから王族の正装のつもりで着ているのではないですか?沖縄でも拓けた場所の住民なら現代人らしい服装の筈ですよ(^^)。
沖縄の老人は古い人なので、やたら日本の本土の人達を目の敵にし、ゴジラを悪の怪獣呼ばわり。これは前々から本土を守るゴジラに対して良からぬ感情を抱いていたところに偽ゴジラ騒ぎが起きたものだから、一挙に悪感情が噴き出したようですね。予知能力を持つ孫娘は何かゴジラとは違うものを感じていたようですが。
でも、最終的にはゴジラと本土の人達がキングシーサーと協力して沖縄を守ってくれた事から和解してくれたのが救いです。

「対メカゴジラ」でのアンギラスの痛め付けられ方は語り草になるぐらい痛ましいですね。
でも、ただ痛ましいだけなら救いが無いですが、彼は優しいからこそ強い。あの時は彼が偽ゴジラと戦ってくれたからこそ多くの人々が避難でき、傷つきながらも怪獣島のゴジラに伝えたからこそゴジラは日本の救援に向かう事ができたのだと思います。
深い傷を負わされたアンギラスですが、ゴジラ生誕25周年記念の年に某テレビ雑誌に掲載された記事によりますと傷はすっかり完治したとの事です。このまま何事も無く、ゴジラ達と平和に暮らして欲しいです。
http://plaza.rakuten.co.jp/achachan
 
 
 
そういえば (こーじ)
2019-10-29 23:22:32
>A-chan様
 ゴジラ対メカゴジラで最初にメカゴジラが扮したニセゴジラの正体を暴いたのはアンギラスでしたね。

 ちなみにブラックホール第3惑星人がメカゴジラの逆襲と同じ顔だったのは、先遣隊の黒沼の顔をムガールが引き継いだという説もありました。

 最初は日本人に嫌悪感を持っていたのが最後は和解というのはゲゾラ・ガニメ・カメーバ決戦南海の大怪獣に登場した中村哲演じるオンボが同じような雰囲気でした。
 
 
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