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こーじ苑
関塚ジャパン、終戦
日本、銅メダル逃す=韓国に2失点で苦杯―サッカー男子〔五輪・サッカー〕(時事通信) - goo ニュース
日本時間の今朝カーディフのミレニアムスタジアムで行われたロンドン五輪
男子サッカーの3位決定戦で日本は韓国に0-2で敗れて68メキシコ五輪
以来の銅メダルを逃す事になった。
試合は立ち上がりこそ韓国から攻め込まれたが大津のドリブルを韓国選手が
再三のファウルで止めるなどリズムを掴んでいた矢先の38分にカウンターから
失点すると、後半も同じパターンで57分にGKのロングボールからのカウンター
を決められ2点目を失い そのまま0-2で逃げ切られてしまい有終の美を飾れ
なかった。
ご存知のように今回の五輪代表は2世代にわたってアジア予選で韓国に
敗れてU20W杯の出場権を失っていたので、ある意味3位決定戦の相手が
韓国になった事により この世代の集大成になると思ったのだが・・・
大会前の評判が今ひとつだった関塚ジャパンは日本での壮行試合でNZに
1-1で引き分けると、渡欧しての強化試合でベラルーシに勝った後に仮想
スペインのメキシコ相手に先制し一旦追い付かれたものの勝ち越して2-1で
勝って自信を付けて初戦のスペイン戦に臨んだ。
アジア予選ではDFが弱点といわれていたがOAで吉田と徳永を加入した事で
DFが安定し大津のゴールで優勝候補のスペインを1-0で破る金星を挙げると、
2試合目のモロッコ戦も終了間際に清武から出したパスに抜け出た永井がループ
シュートを決めて予想外の連勝。
グループステージ最終戦でもモロッコと引き分けスペインに勝ったホンジュラス
相手に主力を休ませて0-0で引き分けて2勝1分で予想外の1位通過し、
Qファイナルでは優勝候補のブラジルとの対戦を避ける事に成功してトゥーロン
国際で苦杯を喫したエジプトにも3-0で完勝してメキシコ五輪以来のベスト4に
進出したのだった。
ただしエジプト戦で先制ゴールを決めた永井が直後に相手DFと接触して太腿を
痛めて途中退場し、Sファイナルのメキシコ戦では出場が危ぶまれた。
何とかメキシコ戦で強行出場したものの強化試合で一旦手の内を見られている
格上のメキシコは強く、先制したものの徐々に相手ペースになって前半のうちに
大会初失点で追い付かれると一気に緊張の糸が切れた感じになって逆転負け。
吉田と徳永の加入でDFが安定し前線の永井を走らせてプレッシャーをかけると
いう戦い方は疲労が溜まるという諸刃の刃で、エジプト戦をピークに憂慮された
疲労の蓄積からかペースダウンし永井のケガによるコンディション不良が拍車を
かける事になった。
正直言って日本の目標はグループステージの顔ぶれから見て決勝トーナメント
進出。
何とかグループステージを突破しベスト8でブラジルと対戦して・・・・というのが
現実的な目標だったので日本のピーキングは初戦のスペイン戦になっていたの
ではないかと思う。
だから4試合を戦う準備で臨んだところ想定外の6試合を戦う事になり、メキシコ
相手にリードを奪ったまではスペインに勝った自信から来る勢いが付いていた
ものの追い付かれてからは勢いが止まってしまい それまでの疲労がドッと出た
という感じだろうか。
そういう意味では仮想スペインとして強化試合で対戦したメキシコに勝った事で
自信を付けて勝ち進んだものの、1度手合わせをしたメキシコとの再戦では手の
内を知られているし頼みの永井もベストコンディションからは ほど遠かったため
完敗してしまったという事だろうか。
それを考えると結果論かもしれないがメキシコ戦では負傷を抱えた永井をスー
パーサブとして待機させて、メダルマッチに先発で使っていたら・・・・とも思って
しまう。
確かにメキシコ&韓国戦は決して褒められた内容ではなかったもののスペイン
に勝ってのベスト8突破という功績は色褪せる事はないし今回ロンドンで戦った
メンバーが今回の勝利を自信に、敗戦を良薬にして未来のフル代表のメンバー
として活躍して欲しいものだ。
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布や牧内の失態ぶりを考えれば、残念ながらメダルは逃したものの、ここまで立て直したことは評価に値すると思います。
この世代は失っていた国際経験を苦いものとはいえ得ることができたわけですから、この経験をブラジルやロシアにつなげてほしいものです。
まさしく関塚ジャパンのベスト4は望外のものですから、韓国に敗れたとはいえ批判はされなくても賞賛できるものですよね。
やはり何事も準備が大事ですから、4試合分の準備しかしてなかった関塚ジャパンにとって当然の結果かもしれません。
関塚ジャパン総括の詳細は後日アップしますので、よろしくお願いします。