浦和、劇的なゴールで天皇杯優勝


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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20211219-0180

 国立競技場で今日行われた天皇杯決勝で、浦和が大分に2-1で
勝ち3大会ぶり8度目の優勝を飾ると共に来年のアジアチャンピオ
ンズリーグ=AFC出場をも決めたのだった。

 試合は両チームとも慎重な立ち上がりでスタートした6分に浦和
が関根貴大のクロスを江坂任がゴールを決めて先制すると浦和ペー
スで試合が続き、後半に入っても大分がボールを持つもののシュー
トまで行かない形で時間が進み浦和が逃げ切るかに思われた90分に
下田北斗が上げたクロスをペレイラが頭で決めて遂に追い付く。

 このまま延長になると思われた93分に右CKからのクリアボールを
柴戸海のボレーシュートを槙野智章が頭でコースを変えてゴールを
決め、これが決勝点になり劇的な形で浦和が優勝を飾った。

 スタッツを見るとボール保持率は浦和42%に対して大分は58%と
大分が有利に見えるが、シュート数は9-4で枠内シュートは4-4に
なっており早い時間で先制された大分が追い付こうと攻勢をかける
もののシュートを打たせてもらえなかったという形だ。

 両者の力関係からすれば浦和が攻勢をかけ大分が守るという展開
が予想されたのだが、やはり大舞台慣れしている浦和に一日の長が
あったという事だろう。

 残念ながらJ2落ちした大分にとって片野坂監督最後の試合となる
だけに優勝して送り出したかったのだろうが、正直言って優勝チー
ムにACL出場権が与えられるレギュレーションを考慮すると大分が
優勝してもJ1以上の過酷なスケジュールを戦うJ2でACLとの戦いを
兼ねるのは厳しいものがあるので浦和の優勝でよかったのかもしれ
ない。

 やはりACL出場となるとスケジュールが過密になるため現状では
資金力があり、選手層が厚いチームでなければACLで上位に進出し
たのにJ2降格という可能性も十分ある。

 拙ブログでは6年前にも‘ACL出場権は天皇杯優勝チームよりJ1・
4位の方が相応しい’という記事をアップしていたのだが、当時の天
皇杯決勝で山形が敗れてACL出場権を逃したのを思い出す。

 付け加えるならば天皇杯のような一発勝負のトーナメントは勢い
で勝ち進み優勝も可能だがリーグ戦上位は本当の実力がなければ入
れないわけで、資金力や選手層の厚いチームでないとリーグ戦の上
位進出は難しいという事になるのだから大分には申し訳ないが浦和
の優勝=ACL出場権獲得でよかったのではないか。

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